「インシュリン依存型糖尿病(高血糖症*)(IDDM)」とは?



...普通の人に

  「『糖尿病』って知ってる?」

と訊くと、ほぼ99%以上の確率で

「え"〜?それって『おっさんのなる病気』じゃないの?」

と反応が返ってきます。我々の置かれている厳しい現実を如実に物語っている訳ですが、実に悲しいものがあります(T^T)。

最近でこそ「糖尿病」という言葉を耳にする機会は多くなってきていますが、やはり殆どの人からは、「糖尿病」とは「食べ過ぎによってなる成人病である」としか思われていないようです。確かに糖尿病(高血糖症)は、血液中の糖分濃度(血糖値)が異常に高くなる病気なので、「食べ過ぎが原因で発病する」との認識は必ずしも間違ってはいません。

しかし、糖尿病(高血糖症)は成因によって2種類に分けられます。そしてこのことを知っている人は非常に少ないのが現状です。

 「この状況を少しでも打開していきたい!」

そんな動機から、2種類ある糖尿病(高血糖症)のうち、インシュリン依存型糖尿病(高血糖症)(IDDM=Insulin Dependent Diabetes Mellitus)についての解説を試みました。IDDMに興味のある方、あるいは「IDDMなんて初めて聞いた」と仰しゃる方は、どうぞご覧になって下さい。


*高血糖症:
最近よく用いられるようになってきた糖尿病の別名。昔はこれ以外の明確な指標がなかったので、正式な名称として用いられてきたが、最近では医療検査技術の普及と患者数の増大により、より正確な病態を示す名称として、この名称が支持されるようになってきている。この経過については、IDDM コラム Vol.3 No.2「再び病名について」を参照のこと。




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