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●これまでのジャンボリー、トップセミナーが果たしてきた役割

次に、これまでのジャンボリー、トップセミナーが果たしてきた役割について、大まかにまとめてみたいと思います。

先ず1つ目が、「最新の治療方法の紹介、普及」です。これは1983-1993年に懸けてアメリカで実施されたDCCTに代表されますが、強化インスリン療法の効果など、治療方法に大きな影響を与えるような知見が得られると、いち早くそれらを患者に紹介し、普及・啓蒙を図る役割を担ってきました。

2つ目が全国の1型DM同志を繋ぐ接点としての機能です。患者数も少ない、治療についての情報も少ない、従来のそうした不安な状況の中では、多くの患者が一同に集まるジャンボリーやトップセミナーは計り知れない貢献をしてきました。

そして3つ目が貴重な親睦、交流の場としての役割です。何年も前にここで知り合って、今も交流が続いている方は少なくないと思います。自分と同じ病気で、自分以外にも頑張っている人がこんなにたくさんいることを知れば、それは大きな心の支えになるのではないでしょうか。