■事業実施の背景
今後まちづくりを進めていく上で地域のコンセンサス形成及びTMO構想策定は急務の問題であり、必要事項である。平成17年度中に綾部市よりTMO構想認定を受け、平成18年度には本格的にまちづくりの取り組みを進める。TMOを進めていくことで、街中の活性化を進め、活気と賑わいを戻していく効果を見込む。
■内 容
平成16年3月に中心市街地活性化基本計画が策定され、まちづくりが本格的に動き出した。そのために、まちづくりの総合プロデュースを行うためのタウンマネージメント機関(TMO)の設立が必要であり、TMOになろうとする団体等が主体となって、コンセンサス形成を図りながら具体的な方針や構想内容、事業推進計画について意見集約・事例研究を行い、TMO構想を策定し認定を受けることを目的として事業実施をする。
■目標及び達成状況
(目標)
TMO構想策定委員会及びワーキング委員会(2委員会)を組織し、地域内のコンセンサス形成、及びTMO構想の策定を進める。またTMO構想を市民等にも分かり易く理解を得られるように図や絵などを活用し、視覚的にも分かりやすく構想報告書を作成し、TMOの事業を進めていく。
(達成状況)
・策定委員会(5回)、ワーキング部会等(30回)の会議開催
・あやべTMO構想策定(成果品=報告書300部、概要版1000部)
・あやべTMO設立フォーラム開催(3月1日 約100名参加)
■効果及び評価
あやべTMO構想策定事業は平成17年6月より策定委員会・ワーキング部会を設け、TMO構想策定作業に取り組んだ。延べ35回開催の会議にて検討を進め12月2日の第4回委員会にて承認の後、綾部市にTMO構想を提出。平成17年12月28日に綾部市よりTMOの認定を受けた。
構想策定作業において、ワーキング部会に数多くの若手メンバーに集まってもらい、意見を聞きながらコンセンサス形成を図った。具体的な方針や構想内容、事業推進計画について意見集約・事例研究を行い、今後の綾部の街の活性化を考える良い機会となった。成果品として報告書や概要版も完成し、3月1日フォーラム開催時には報告書・概要版を活用し市民に広くPR出来た。この事業は今後のまちづくりへの足固めの一歩となった。
■実施後の反省点
ワーキング部会で、数多くの事業構想を練って頂き商業者の方々や若手経営者などの機運が盛り上がったが、次なる実施の段階に向けて足踏みする向きが見られた。
○次年度以降の取組等
平成18年度には引き続きコンセンサス形成事業として、昨年度に決定したあやべTMO構想に基づき推進事業を実施し、まちづくりを行なう。また、同じくウェブモール事業にも取組む。
|