■事業実施の背景
TMOのまちづくりに対する地域住民の認識は、十石舟の運航や伏見夢百衆事業(伏見の観光案内、土産物販売等)などにより確固たるものになってきているが、さらに、中心市街地の活性化に向け、観光と商業の一体化によるまちづくりを図る必要があった。
■内 容
伏見桃山・中書島地区は、安土桃山時代の豊臣秀吉の伏見城址を始め幕末の坂本竜馬や土方歳三など新選組にゆかりのある寺田屋や御香宮神社等史跡が多数点在している。
これらの資源の活用と、地元商店街や飲食店等との連携によるスタンプラリーなどの事業を実施し、中心市街地活性化区域内の集客力向上と活性化を図った。
1) パスポート事業 : 中心市街地商店街で利用できるクーポン付きスタンプラリー事業
2) 「鳥羽伏見の戦い137年の祈り」事業 : 万灯流し
■目標及び達成状況
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(目標) |
(達成状況) |
・パスポート事業参加者 |
15,000人 |
23,500人 |
■効果及び評価
中心市街地活性化区域内の7商店街と連携した事業展開を行ったことにより、商業集積ゾーンへの集客力の向上と活性化に繋がった。
さらに、商店街以外の個店が本事業に参加してくれたことにより、商業集積ゾーンを面として捉える足がかりを見出すことが出来た。
「137年の祈り」事業については、地域住民より次年度以降も実施して欲しいという要望が多数寄せられている。
■実施後の反省点
観光と商業が一体となったまちづくりをさらに推進していくことが今後の課題である。
(次年度以降の取組等)
1) |
桜・紫陽花・紅葉の苗木保守事業 |
2) |
まちづくりフォーラム事業 |
3) |
伏見の歴史と名水探訪事業 |
4) |
酒蔵の有効活用 |
5) |
京都市観光ルネサンス事業 |
6) |
伏見桃山城メモリアルライトアップ事業 |
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