■事業実施の背景
古美術品に関しては、新・古門前町の方が知名度も高く寺町通りにも美術品を商う店が多数点在しており、地域内外に情報発信することにより誘客力の向上を図り、地域商業全体の活性化を諮る必要があった。 ■内 容
京都には、東寺の骨董市や寺町通、新・古門前町など古美術を商う店が多くあり、旅行業者と連携して骨董ツアーを企画・誘客するなどして、地域商業全体の活性化を目指した。
京都古美術探訪 |
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骨董ツアーの開催‥・市内の旅行会社と共同企画して旅行商品を開発し、地域内外に情報発信したが、最小催行人数まで集まらず中止となった。 |
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美術セミナー『道具屋うらばなし』の開催・・・11月24日(土)に下御霊神社(丸太町通寺町下ル)にて、道具屋の歴史や古美術の巧妙な修理の見つけ方、真贋の見極め方などの講演会を行った。
講師:三島敏明氏(新古美術三嶋店主) |
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寺町美術祭り(お宝発掘「入札会」、無料鑑定会)の実施・・・11月22日(木)から25日(日)の間、「画廊 鬼」並びに「参加15店舗内」にて、約300点の出店による入札会を実施。また11月25日(日)には「画廊鬼」にて商店主による真贋・価格評価などの無料鑑定会を実施した。 |
■目標及び達成状況
(目標)
年間ツアー客・・・60名
(達成状況)
年間ツアー客数・・・中止(達成率0%)
■効果及び評価
多くの市民や観光客に気軽に美術品に接する機会を提供することができ、美術に対する知識や関心を深めてもらうことができたとともに、ポスターの作成やホームページの開設、新聞・美術専門誌「目の眼」への広告を通じて、“美術のまち”としての寺町通の魅力を広く地域内外にアピールすることができた。また、期間中の来場者数は延べ2,000名あり、「入札会」は72名、「無料鑑定会」は34名、「道具屋うらばなし」には23名の参加があった。
■実施後の反省点
旅行業者と連携して骨董ツアーを企画・誘客するも料金設定等の甘さもありツアーを企画できず今後の課題となってしまったが、HPの開設や美術専門誌「目の眼」に美術祭りを掲載するなどにより、東山区の新・古門前町だけでなく“寺町通が美術のまち”であることを地域内外に広く情報発信することができた。
○次年度以降の取組等
1) |
寺町美術祭りの継続的開催・‥美術祭りの企画の充実や寺町通り商店街等との連携・協力を深めて更なる発展を目指す |
2) |
HP「京都寺町美術通り」による情報発信…継続的更新により旬の情報を提供し、認知度の向上と年間を通した集客増を図る |
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