■事業実施の背景
組合員の意識改革となるデータを収集する必要があった。
■内 容
地域住民へのアンケート調査(品質、価格、品揃え、従業員の対応、表示方法、陳列方法、パッキング、駐車場問題等をアンケートにより聴き取り調査)
■目標及び達成状況
(目標)
商圏内のシニア化を背景とした当マーケットの存在価値を高めるための顧客の具体的意見の集約
(達成状況)
特に要望の高かった店舗内設備として、純水自動機・製氷機の設備を10月に稼働させた。環境意識を高める対策としてマイバックにポイント加算するなどを実施。
■効果及び評価
大型店等との差別化を図り、2007年問題で成熟住宅地の特質として、商圏内居住者のシニア化が進行すると思われ、手軽な近隣商業集積の利用意欲も高まると推測されます。この層を主たるターゲットとした新たなサービス開発は、当商業集積としても急務の課題であり、且つ、心のこもるシニア向けのサービスは今後需要が高まると期待されています。
本事業実施により、組合員の意識改革を起す客観的なデータ及びコメントが多数寄せられ、次の戦略を考える上での有用な資料を得られたと思われます。
特に、予想をはるかに上回る意見・要望は具体的な指摘やニーズが満載されており、これらに可能な限り計画的に対応することで、地域内居住者の潜在的な要求とのギャップを埋めることが可能と考えられ、今後エリア・コンシェルジェ(総合案内所)として、地域内に必要不可欠な施設として位置づけられるのではないかと期待されます。
専門家による客観的な視点での調査分析は、自らの事業のしやすさを優先してしまいがちな商業集積に顧客視点を持ち込み、よりお客様の支持を得られる店づくりは何かを考える意識が芽生えたのではないかと評価されます。
■実施後の反省点
物理的に難しい駐車場問題があり、今後の継続課題となっている。
○次年度以降の取組等
地域に特化した必要とされる店舗づくりを念頭に入れ、改善点、対策の問題意識をもって今回のアンケート調査に相対できたこと、将来に向けて地域と共に歩むマーケット作りを求めてゆきたい。
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