■事業実施の背景
大規模開発の進むJR二条駅周辺地域においては、今後人の流れが大きく変わることが予想され、また、元来観光客も多数訪れる地域でもあることから、駅前商業者が結束して地域の商業活性化をはかる取り組みが必要となる。歴史的な史跡やエピソード、及び個性的な店舗が数多く存在する地域であるため事業実施による集客効果は大きいと思われる。
■内 容
○JR嵯峨野線を通じた亀岡・丹後地域とのネットワーク構築事業 |
○JR二条駅界隈の賑わい作り事業 |
第1回生産地交流即売バザール(地域交流物産展事業) |
日時 |
平成18年10月21日(土)・22日(日)午前11時〜午後4時 |
場所 |
神泉苑境内 |
出展者 |
亀岡市観光協会(JA京都亀岡中部支店、犬甘野営農組合)<亀岡市>
NPO法人丹波みわ川合農場づくり協議会<福知山市(旧三和町)>
若狭小浜物産協会((有)田村長)<福井県小浜市>
京都二条城城下町振興会会員(4店舗) |
来場者数 |
21日:1,386名 22日:1,978名 |
第2回生産地交流即売バザール(地域交流物産展事業) |
日時 |
平成19年2月3日(土) 午前11時〜午後4時30分 |
場所 |
神泉苑境内 |
出展者 |
(財)丹後地域地場産業振興センター(アミティ丹後)く京丹後市(旧網野町)〉
京都二条城城下町振興会(1)及び会員(5店舗) |
来場者 |
2,450名 |
■目標及び達成状況
(目標)
JR嵯峨野山陰線を通じた府下各地域との継続した連携事業(3箇所以上)
(達成状況)
最初の事業の出店地域と引き続き連携できればよいと考えていたが、予想以上の反響があり、府下各地域から出店・連携について問い合わせが多く寄せられ対応に追われた。
・出店地域 |
4地域5団体<亀岡市(2)、福知山市(旧三和町)、京丹後市(旧網野町)、福井県小浜> |
・問い合わせのあった地域 |
3地域3団体<舞鶴市、南丹市(旧園部町)、福知山市(旧夜久野町)> |
■効果及び評価
地域で活性化イベントが行われるのは初めてであったため、何人くらい来場してもらえるか見当が付けられなかったが、いずれの開催日においても多くの来場者で賑わい、当地における今後の新たな地域活性化の可能性が見出せた。また、これまで地域活性化に消極的であった地元事業者の中からも徐々に地域の取り組みに参画する事業者が出てきた。
各地域との交流には単なる物産展の会場提供に終わらないように、今後の歴史・文化に関わる情報交換や共同事業の実施を視野に入れ、当地との関連性については特に留意した。
・亀岡市 |
JR嵯峨野山陰線沿線地域、城下町(亀岡城) |
・福知山市(旧三和町) |
JR嵯峨野山陰線沿線地域、城下町(福知山城) |
・京丹後市(旧網野町 |
JR嵯峨野山陰線沿線地域、静御前生誕の地(神泉苑で静御前が舞を行った記録有り) |
・福井県小浜市 |
当地に若州小浜藩邸跡有り、城下町(小浜城) |
・舞鶴市 |
JR嵯峨野山陰線沿線地域、城下町(田辺城(通称:舞鶴城)) |
・南丹市(旧園部町) |
JR嵯峨野山陰線沿線地域、城下町(園部城) |
・福知山市(旧夜久野町) |
JR嵯峨野山陰線沿線地域、城下町(福知山城、夜久野城) |
■実施後の反省点
当地域での事業実施自体が始めてであったことから、第1回目の事業では来場者数を少なく見込み過
ぎたため、初日の販売物の品切れが続出し来場者からの苦情が多くあった。(翌日には改善対応した。)
○次年度以降の取組等
今年度行った実験事業を更に発展させると共に、地域コミュニティとの連携も同時に推進。
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