■事業実施の背景
1) |
商店街活性化=通常は夜間の営業をしていない商店街を夜の賑わいを創出 |
2) |
観光誘客=天橋立の夏イベントシリーズとのタイアップで期間誘客の促進 |
3) |
地域理解=地域の誇りが誘客につながるという一つの理想型を構築 |
4) |
環境リサイクル=廃材となるものを再利用、将来的には炭にするなどして再々利用
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■内 容
・手作りの「あかり」をテーマに、地区内の夜の賑わいを創出 |
・平成16年の台風23号で被害を受けた天橋立の倒松材で制作した燈龍150基、地区内に生茂る邪魔者の竹を切出した竹燈籠約2000基、その他の創作灯龍39基で地区内の商店街を美しくライトアップ |
・ストリートパフォーマンスなどのサブイベントや「府中楽市」と銘うった地域の住民による模擬店村を開設。地区の隠れた名産品「くろくち貝」のフライを地元漁師が提供。各模擬店とも完売。大いに賑わった。 |
・天橋立の自然環境保全を意識し、環境にやさしい液体石けんによるじゃぼんをライトアップ、場内に彩りを添えた。 |
・今回は昨年に比べ京阪神の観覧客が多かった。これは昨年NHK等で取り組みを紹介された事や、雑誌などでの広告効果と推測できる。今回も直前に毎日放送の取材を受けたり、京都新聞の記事になるなど次年度へ向けての弾みが更についた。 |
■目標及び達成状況
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(目標) |
(達成状況) |
集客目標(2日間のべ) |
2,000人 |
延べ1,000人程度 |
■効果及び評価
・商店街活性化=模擬店村を開催したにも関わらず飲食店では満席の盛況ぶりであった |
・観光誘客=数は少なかったものの京阪神からわざわざこのイベントの為だけに来られたグループもあった。 時期を検討しなおせば十分に誘客効果は望めると考える。 |
・地域理解=子供から大人まで参加できる催しとなった。地域の支援も受け地域一丸となった取り組みとなってきている。ただ、夜という事もあって老人層の参加が少なかった。 |
・環境リサイクル=今回使用した竹灯龍は地域の方が竹炭にするとの事。丹後土木事務所が11月に予定している天橋立の土壌改良試験に役立てて頂けるよう働きかけたい。 |
■実施後の反省点
遠来客については夏期間の入り込みが減少(特に宿泊客)した事、近隣客は隣町である岩滝町が同様の地域イベントを開催した為集客が分散した事が目標を大きく下回った原因と考えられる。イベント自体の性格を考えるとやはり8月上旬に開催日を設定すべきであった。
○次年度以降の取組等
1) |
地元の理解を含めようやく定着してきた。高齢者も参加しやすい催しを工夫したい。 |
2) |
天橋立の倒松はもう少しだけ残数がある。できるだけ松灯龍の追加製作を行う。 |
3) |
加えてセード部分の意匠についてはちぎり絵教室など幅広く呼びかけ作品としてのレベルを上げてゆきたい。 できればいろいろな素材を使った創作灯龍美術展のような形に発展をさせたいと考えている。(学生の作品を竹彩で展示等するなども模索してゆきたい) |
4) |
開催時期についての反省を踏まえ次年度は8月上旬に開催をしたい。 |
5) |
今回の取り組みは京都新聞や毎日放送の番組の取材を受けた。これらメディアのコンテンツをアーカイブ化して次年度、様々なツールとして役立てたい。 |
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