■事業実施の背景
木辻地域は世代交代とともに地域コミュニケーションの希薄化と、地元意識の下降傾向により衰退の一途を辿っている。
■内 容
<地元地域を知る講習会>
第1回
日 時 平成17年8月27日(土)19:00〜21:00
場 所 町屋ギャラリー妙芸
テーマ 「義経の人生を変えた男 吉次」
講 師 武 山 峯 久 氏
出席者 28名
第2回
日 時 平成17年11月12日(土)19:00〜21:00
場 所 京都ミール花園(協)会議室
テーマ 「もっと知りたい 義経 第2弾」
講 師 武 山 峯 久 氏
出席者 16名
<地域PRのための広報物の制作>
1)幟の制作
2)周辺ガイドマップの制作
■目標及び達成状況
(目標)
・木辻という町の歴史を知り地元に愛着を持っと共に地元意識の向上に努める。
・地域コミュニケーションの振興を図り、商店会に活気を取り戻す。
・木辻商店会の存在を周知し、集客へと繋げる。
(達成状況)
・地元意識の向上とコミュニケーションの再構築に貢献したが、継続的課題であると感じている。しかし木辻商店会の存在を地元地域に、また京都市内に周知できた点は当初の目標を達成できたと判断する。
■効果及び評価
地域を知る講習会を開催した事により、地元住民に「木辻」という町の歴史を知って貰えた事は、地域への関心と地元への愛着及び地元意識の向上に繋がった。地域密着型の木辻商店会は、地域と連携した講習会の開催が薄れ行く地域コミュニケーションの希薄化の歯止めに貢献し商店会への来店数や会話等が増えた。従来よりこの地域にマップがなかった事も相乗効果となり、地域の名所旧跡を掲載した周辺マップは新聞にも取上げられ、地域住民は元より交通機関や社寺仏閣より問合せが相次ぎ反響の大きさに驚き、高く評価すべきと考える。
・「木辻」という町を誇りに思う気持ちが芽生え始めた。
・地元住民との間のコミュニケーションが芽生え始め、来店時の会話や挨拶が増え、商店会に活気が戻りつつある。
・マップを片手に観光客が訪れる様になった。
地元住民とのコミュニケーションが取れ会話が増えた事や今まで地元に無かった名所旧跡を載せた周辺マップを作成した事により地元の社寺仏閣や交通機関等からの問合せも多く、また観光客の姿を見かける様になった等、この事業の成果は大きかったと評価する。
■実施後の反省点
・取組みの時期が少し遅かった。特にマップはもっと早い時期に制作し配布すれば、もっと効果が図れたと反省する。
○次年度以降の取組等
・今回の事業で得た成果を継続すべき、来年度も地域と連携した活動を企画したい。
・ホームページの充実を図り、商店会から情報の早期発信を目指す。
・来年度は個店の充実を図るべく、繁栄店や大型店、他の商店街の取組みについて研修会や見学会を開催する事を企画している。 |