■事業実施の背景
消費低迷・商業環境の変化等により、商店街を取り巻く環境は依然厳しいので、地域資源である伏見に所縁のある「坂本龍馬」を有効活用して、地域のにぎわい創出と活性化を図る。
■内 容
当商店街は『龍馬』を謳った観光型と地域密着型の商店街であるが、年々来街者の減少が進んでいる。そこで明治維新の歴史を刻む「寺田屋」等の伏見を舞台に活躍した幕末の英雄「坂本龍馬」をテーマにして、また今年で龍馬が生誕170周年を迎えることもあり、11月13日(日)に竜馬通りを中心に中心市街地活性化区域内で記念祭を実施した。
・オープニングパレード
・ブラスバンド演奏会
・居合い演舞と試し斬り
・よさこいダンスパフォーマンス
・人力伴の無料乗車
等
■目標及び達成状況
(目標)
・参加者…3,000人
(達成状況)
・目標当初3,000人の参加を見込んでいたが、当日は約5,000人ほどの参加者があった。(達成率約160%)
■効果及び評価
地元の龍谷大学や同志社大学、そして京都すばる高校と連携することができ、予想をはるかに越えた子供から年配の方まで幅広い層の来街者が訪れ大盛況に終わった。今後も産学連携でこうした地域資源を活用したイベント等を実施し、商店街の活性化とコミュニティの構築に大きく繋げたいと考えている。
産学との連携によりイベントを通じて地域のコミュニティの構築が確固たるものとなり、今後の更なる商店街活性化が期待できる。そのためにも継続的な産学連携事業が必要不可欠である。
■実施後の反省点
産学連携という観点では成功を収めたのだが、商業振興が図れたかどうかはいささか疑問に思う。しかし今後、商業振興を踏まえた戦略的な事業を大学等と協力しあうことにより、新たな振興策が期待できる。
・次年度以降の取組等 : イベントとしては大成功だったが、個店の売り上げにはつながらなかった。
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