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  意欲的商業者グループ支援 平成16年度実績報告書




楽洛まちぷら会 ガチャガチャプロジェクト

「町ガチャ」による情報発信と
都心部の新しい「商コミュニティ」の形成




事業者概要
 ・実施団体名 楽洛まちぷら会 ガチャガチャプロジェクト
 ・グループ人数  
 ・所在地 京都市中京区壬生梛ノ宮町15−9
 ・ホームページ http://www.do-kyoto.jp/machi/index.htm

事業内容
 ・実施期間
平成16年7月〜平成17年3月
 ・総事業費
1,005千円


事業実施の背景



・三条通(特に寺町〜烏丸間)界隈における人通りの増加と、新規事業者の出現による新旧の魅力的な店舗・施設などの交流に対する需要が生じている。


・「観光ガイド」には掲載されない情報(店舗・施設単体ではなく、町全体や人の魅力)に対するニーズの増大と口コミ情報の評価の向上

内 容

1)
京都の都心部を盛り上げようという市民・事業者らによって、都心部の「こだわり情報」「おもしろ情報」等、楽しみを広げる情報を収集する。その情報をチェックの上おみくじのように加工印刷する。
2)
(1)で収集した情報をガチヤガチヤ(カプセル玩具販売機)に入れ、京都都心部の各地に店舗事業者の協力を得て設置する。
3)
市民・観光客にガチヤガチヤを引いてもらい、「運命的な情報との出会い」を提供し、観光行動を誘引する。
4)
引かれたものを店舗等に持参すると受けられる特典(割引、プレゼントなど)の設定及び情報交換と流通のシステム化による交流促進(=「わらしべ長者システム」)。
5)
本事業に関連のウェブサイトの構築と付加サービスの提供及び、ウェブ上の掲示板によって、ガチヤガチヤ情報についての感想や情報利用が感想等を交流する場(コミュニティサイト)を提供する。
6)
ガチヤガチヤで得られた情報に対する利用者のフィードバックを携帯電話からのウェブアクセス等で収集する。
7)
上記事業によりガチヤガチヤビジネスのブランド構築を追求する。




目標及び達成状況

(目標)


・京都の都心部の交流活性化及び魅力向上。


・情報や思いをネットワーク化することによる新しい商コミュニティの形成と、これによる新しい観光・ビジネスモデルの創造。

(達成状況)

目標は達成された。


効果及び評価



・本事業開始当初のコンセプトであった「まちなかの人や情報の交流」ばかりでなく、コンテンツや筐体を利用した自己表現や、イベント等における同好コミュニティの活性化に役立つという予想外の活用方法の可能性が確認できた。


・京都の都心部を盛り上げようという市民・事業者の持つ情報を十分に吟味した結果、コンテンツそのものはそれなりの質を確保できた。そのため、都心部の魅力向上には今後の展開の仕方で十分に寄与しうると考えられる。


・「町ガチヤ」を引いた人が、そこに書かれている情報をもとに足を運ぶことはほとんど見られなかった。また、ウェブへのアクセスも見られなかった。今後、ターゲット設定や、設置場所によってコンテンツを変えていくといったことなどが必要である。


・コストで見ると、全く採算は合わない(100円出して引いてもらうものにしてはカプセルの中身の単価が高すぎる。人件費を加えれば赤字になる)。ガチヤガチヤそのものは「もともと採算は取れない」という認識のもとにビジネスモデルを作るべきである。


実施後の反省点



・「町ガチヤ」の目標、到達点が展開の中であいまいになっていった。


・「町ガチヤ」というツールに対し、それを活用するコンセプトがたくさん出た。しかし、当初掲げたコンセプトと事業化可能性の模索との間で、それを絞り込むことができなかった。


・当初言謳った「道しるべ」というコンセプトを今回の事業で明確に打ち出すことができなかった。


・周知、次にネットワーク、そしてコンテンツが大きな課題であろう。さらに今回は、採算性についての検討が十分できなかったが、今後は大きな課題になってくる。


(次年度以降の取組等)


・ガチヤガチヤの筐体を設置者自らが管理してもらう「ガチャオーナー制度」の設置。そのための試算・事業計画、スポンサー集め、設置場所探し、開始時期のについて詰める。


・広告料を取る形での展開。

 








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