■事業実施の背景
山科区の玄関口というべき山科駅前地域において、従前の活性化事業の成果を受けて、一層継続的・発展的な取り組みとする。
■内 容
山科三条商店会は近年連続して、旧東海道沿いの「街道」をテーマに活性化事業に取り組み、今回(平成17年度)は街道沿いの本商店会から周辺各地の名所への「寄り道」を楽しんでもらうため、「三条商店会絵図」(イラストマッフ)の作成をはじめ、次のような事業を連続して実施した。
1) |
山科三条商店会絵図(イラストマップ)の作成(10月13日、1万部作成配布) |
2) |
ウォーキングラリーの実施(10月20日〜11月13日、参加者271名) |
3) |
「街道お天気タマゴを探せ!」の実施(11月1日〜11月13日、参加者504名) |
4) |
「三条街道わくわくフェスティバル」の実施(11月13日、参加者1,500名) |
5) |
「花いっぱい三条街道」の実施(12月3日〜3月、シクラメン・「街道手拭い」の各店装飾) |
6) |
広報活動(「街道手拭い」の作成・活用、各チラシの配布、京都新聞やKBS京都ラジオでのパブリシティ) |
■目標及び達成状況
(目標) |
(達成状況) |
(1)街道の賑わい事業の参加者数:平成16年実績(2,000名)から継続的参加・拡大を図る。 |
(1)街道の賑わい事業の参加者数:単一日のメインイベントの参加者数(1,500名)は平成16年実績(2,000名)を下回ったが、その前後の連続した事業を通じて継続的に住民の参画・集客を実現した。 |
(2)地域団体との連携:地域団体・教育機関や近隣商業施設等との連携を図る。 |
(2)地域団体との連携:地域団体・教育機関や近隣商業施設等と連携して事業を推進した一地域の専門家、商業施設、学校関係などそれぞれ連携の幅を広げることができた。 |
■効果及び評価
・効果等
1) |
本商店会ならびに「寄り道」(ウォーキングコース)の紹介マップで地域社会の各層に周知した。 |
2) |
10月から3月まで連続した取り組みにより地域住民の本商店会への関心・認知を喚起した。 |
3) |
同フェスティバルを近隣商店会のイベントと同日開催し、連携の気運を促した。 |
4) |
地域の芸術家、産地・農家、大学・学校、有力企業など各界と連携して、事業を推進した。 |
・事業成果に関する評価
1) |
連続した市民参加型のイベント・取り組みにより、一定の集客効果をもたらした。 |
2) |
この事業を通じて本商店会周辺の業界・学校・市民・各界との連携を図った。 |
■実施後の反省点
1) |
(1)メインイベント(同フェスティバル)は日曜開催(本商店会会員の休日多い)で、イベントの集客が会員各店の集客につながりにくい。今後は、各種事業の連続実施を図るとともに、イベントの土曜開催を検討する。 |
2) |
(2)メインイベント(同フェスティバル)を隣接商店会のイベントと同日開催したが、時期の重複や客層の相違から相互の回遊はみられなかった。今後は、各種団体が各種事業を連携実施する「オリンピック型」を検討する。 |
・次年度以降の取組等
平成18年度は、3年度目のチャレンジ21事業を申請しており、同年度は「街道からの情報発信」をテーマに本商店会の歴史的シンボル−車石−を活かして、(1)ホームページのパワーアップ(編集加工)、(2)街道の賑わい事業、(3)広報活動、(4)地域団体連携活動を予定している。
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