■事業実施の背景
平成16年の大河ドラマ「新選組!」に縁のある二条城、平成17年の「義経」に縁のある神泉苑の両史跡が当会エリアにあることから多くの観光客が見込まれる。
また、近年の京都ブームにより、これまであまり取り扱われていない史跡にも多くの関心が向けられているため、歴史的なエピソードに事欠かない当会地域から様々な情報発信を行えば地域の賑わい創出が期待できる。
御池通りの中央で学区が分かれていることによりこれまで学区をまたいだ交流が少なかった当地域内において、当会が中心となり、事業者のみならず住民をも巻き込んだコミュニケーションのきっかけ作りを提供し、安心安全の地域コミュニティづくりを目指す。
JR二条駅前の開発に対応した活性化事業の創出により、地域の賑わい作りを推進する。
■内 容
○“神泉苑”及びその他地域資源活用事業
・4カ国語地域マップの作製・配布
(付記:関連事業)
・ 祇園祭還幸祭での事業企画・運営協力<7/24>
・ 神泉苑観月会での周遊路企画・運営<9/17>
○動線構築事業
・簡易露地行灯の設置
・会員店舗の店頭に統一幟の設置
・地域案内用店頭掲出パネルの作製
○地域交流事業
・地域住民を対象とした地元史跡「二条陣屋」見学会の実施<2/20>
・会員店舗の店頭鉢植え設置
○その他広報事業
・KYOTO BISITORS GUIDEへの英文情報掲載
・地域ポータルサイトを目指したホームページ作製
■目標及び達成状況
○目標
・地域住民・事業者相互の交流
・二条城と神泉苑を結ぶ動線の構築
・二条城・神泉苑への地域連携要請
○達成状況
・地域住民、事業者相互の交流
当会役員が地域活動にも積極的に参画しているので、時間と内容を調整すれば地元住民の参加は見込まれる。
・二条城と神泉苑を結ぶ動線の構築
もともと案内表示が少ない地域なので当会が行う諸事業が観光客等に好評であった。
・二条城、神泉苑への地域連携要請
当会から何度も連携を働き掛けるも、連携や情報交換があまり進まない。しかし、今後も積極的に連携を働きかけ、地域活性化につなげていきたい。
■効果及び評価
設立後3年しか経っていない団体ではあるが、積極的な事業を行うことにより徐々に認知されてきている。また、当会役員が率先して地域行事に参画していることから、協力者や理解者が増えており、地域コミュニティの中心的役割を担いつつある。
案内表示が少ない地域なので、簡易露地行灯や案内パネルの設置、幟の掲出により当地域に訪れる観光客に対しての地域案内や動線情報の提供を行い好評を得た。
実験的事業として英文情報誌への地域広告の掲載や、日本語・英語・韓国語・中国語に対応した地域マップの作製・配布を行い、地域に来訪する外国人観光客に対応する事業も行った。
■実施後の反省点
・NHK大河ドラマ「義経」の放映に合わせた事業の実施が出来なかった。
○次年度以降の取組等
・当振興会主催のイベントの実施
・JR嵯峨野線を通じた亀岡、丹後地域との連携
・神泉苑、二条城、二条陣屋等地域史跡との連携
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