■事業実施の背景
立誠小学校廃校後、木屋町通りへの風俗店進出が加速し、それに伴う事件や事故の多発は街の印象を極端に悪化させた。安心・安全面のマイナスイメージを払拭するイメージアップ事業を実施することにより、歴史と風情のある街の魅力を発信し、地域の賑わい創出を図る。
■内 容
・地域PRツール「おこしやす下木屋町」の作製、配布
・「木屋町通りさくらライトアップ」の実施
・夜桜スペシャルイベント「太夫道中」の実施
■目標及び達成状況
○目標
・活性化事業を行うことにより、今まで以上の風俗店の出店を食い止め、安心安全のまちづくりを目指す。
・木屋町のイメージアップを図る。
○達成状況
・活性化事業を行うことにより、今まで以上の風俗店の出店を食い止め、安心安全のまちづくりを目指す。単年度では成果が図れないが、積極的な取り組みを継続することにより効果が現れると思われる。今回の取り組みをきっかけに、会員が結束してまちづくりに取り組んでいきたい。
・木屋町のイメージアップを図る。地域の価値を高めるという共通の目的のもとで、会員の結束が高まった。「太夫道中」実施では寒い中であったにもかかわらず多くの来訪者で賑わった。
■効果及び評価
・京都の初春の事業として定着しつつある「京都東山花灯路」「京都市伝統産業の日」の開催時期にあわせて地域マップを作製し、観光案内所や行政等に設置および配布を行った。高台寺公園にある花灯路総合案内所にも設置し花灯路目当ての観光客にもPR。広報発表により各メディアで取り上げられた。
・これらの効果により桜ライトアップのオープニングイベントでもある「太夫道中」には気温の低い夜間開催にもかかわらず多くの来訪者で賑わった。
・補助金活用の効果として経費負担の軽減も大きいが、行政等からの注目も増すと共に指導団体等による支援体制の確立などのメリットも大きい。
・風俗店の進出等によりまちの治安が悪化し、“木屋町=怖い、危険”等のマイナスイメージが浸透しつつある中で、“木屋町会”という地域の組織が前面出たイベントやPR活動を行うことは、それらマイナスイメージを払拭する効果的な活動といえる。今回の事業をきっかけに、明年度はさらに効果的な手法を協議し実施していく。
■実施後の反省点
高級飲食店等も多く、単に来訪者が増えれば良いという訳でもないため効果測定が困難であった。
○次年度以降の取組等
・高額川を使った“あかり”の事業の実施
・地域情報リーフレットの作製、配布
・来訪者へのヒアリング及びアンケートの実施
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