■事業実施の背景
商業環境が激変し、まちそのものが大きく変貌しているなかで、商店街が主体となり“まちづくり”を推進することにより地域との連携強化とコミュニティの構築に繋げ、地域全体の活性化を図る必要があった。
■内 容
商店街周辺の「社寺・仏閣」や「物語」「石造物」など地域の情報を網羅した地域情報誌の作成やガイド本にはあまり取り上げられない社寺や仏閣などを巡る『下京町中めぐり』の実施等により商店街並びに地域の活性化を目指したと共に、木屋町会との連携により今後の商店街のあり方等を模索した。
《事業内容》
・シビックサポートトレイル事業
下京町中めぐり: |
『歩くさんぽモデルコース』のA・Bコースを各2日間にわたってガイド本にあまり取り上げられない社寺・仏閣などを巡った。(四条通〜五条通、河原町通〜烏丸通間) |
地域情報誌作成: |
下京区(堀川通〜木屋町通、四条通〜塩小路通)に点在する小さな社寺・仏閣や物語など地域の情報を網羅したガイド本『京都まちなか散策【下京区T】』を作成した。 |
イルミネーション事業: |
若者向けの新しい店等が進出してきた木屋町会との回遊性を高め、商店街への集客力を図るため、仏光寺通りの街路樹にイルミネーションを装飾した。 |
地域交流事業: |
地域コミュニティの構築を図るために京都リッチホテルのロビーにてフォーク・ミュージックコンサートを開催した。 |
■目標及び達成状況
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(目標) |
(達成状況) |
・まちなかめぐり参加者 |
150名【10日間】 |
54名【4日間】(達成率36%) |
■効果及び評価
下京区に点在する小さな社寺・仏閣や物語、石造物など地域の情報(堀川通〜木屋町通、四条通〜塩小路通間)を網羅した地域情報誌『京都まちなか散歩【下京区T】』を発刊したことにより、商店街を地域内外に広く情報発信することができ、商店街のイメージアップ並びに集客力の向上に繋がり、地域全体の活性化が図れた。
地域情報誌については、行政機関や地方等から多数の問い合わせがあり反響が大きく、大変好評で、またB6判としたことにより持ちやすく、自発的に町中めぐりができ商店街への誘客力の向上・活性化に繋がった。下京町中めぐりについても地域の住民を始め多くの人が参加してもらい、商店街と地域とのコミュニティの構築・強化に繋がった。
■実施後の反省点
「下京町中めぐり」については、当初3コースを予定していたが2コースしか実施できず、参加者からは第3のコースの開催要望も強く、来秋には第2回目の「町中めぐり」を実施したい。
○次年度以降の取組等
・木屋町会等地域との連携事業
・安心・安全なまちづくり構想
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