■事業実施の背景
出町地域では商店街を核にした地域コミュニティが様々な場面において今なお機能している数少ない地域であるが、住民の高齢化と共に集合住宅の建築が進み、従来あった地域連携が徐々に希薄になっている。今年度の事業はこれまでの地域活動を更に推し進めると共に、これまで個別に実施していた各種事業の連携を図るなど、地域連携のさらなる強化を推進するための様々な実験事業を実施し、地域コミュニティの機能回復を図る。
■内 容
●出町ブランド発信事業
・一店逸品運動の実施
・日韓鯖街道交流事業<11/2>
・地域情報パンフレットの作製、配布<主に“東山花灯路”案内所にて設置>
●ホームページ活用事業
・出町商店街のHPを活用
●地域住民交流事業
・七夕活性化事業<7/8,9>
・でまちフェスタ<9/11>
・京極学区文化祭連携事業<11/3>
・マスガタ交流市<12/18>
・年末活性化(情報発信、アンケート)<12/15-29>
(付記:関連事業)「Demachi Walkin'Eventで まちになじむ」<4/2>の実施
●叡電交流実験事業
・年末活性化事業(帰りの電車賃負担)<12/15-29>
・叡電ウオーキング事業<9/21,24・3/29,4/1>
(付記:関連事業)「貴船もみじ灯籠」<11/5-23>の実施強力
■目標及び達成状況
(目標) |
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(達成状況) |
叡電との連携事業の実施(帰りの電車賃負担事業、叡電沿線の催しとの連携<もみじ灯籠・ウオーキング>) |
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出町商店街の年末売出の時期に叡山電車を利用した買い物客に対して帰りの電車賃負担を実施。叡山電鉄による沿線自治会への趣旨説明の実施など、今までにない協力も得られた。
当実行委員会名を冠した叡電事業の実施、及び貴船もみじ灯籠実施時の当実行委員愛関係者の参画などの相互連携により、それぞれの事業が効果的に運営できた。 |
関係が希薄である地峡住民(単身者、若年者)との交流機会を増やす |
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もともと高齢者の来訪が多い商店街ではあるが、どの事業においても各年齢層の参加者があり、情報発信の方法や、事業の内容によっては様々な年齢層に対応できるのが商店街であることが分かった。 |
■効果及び評価
・今までにない事業連携が実施でき、それぞれの事業についてある程度の効果が見られた
(大学、学生、学区、叡電、他地域⇔商店街売出事業⇔イベント)
・少ないながらもこれまで関わりが薄かった地域住民と連携がとれた。
■実施後の反省点
商店街、住民双方に高齢者が多いため、インターネット等への理解が進まず、ホームページ等を活用した事業が計画通りに実施できなかった。
・次年度以降の取組等
・出町地域に開設予定のコミュニティFMを活用した地域連携事業の実施.
・同志社大学、立命館大学等大学との連携事業の実施。 ・出町ブランドの創出と情報発信
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