■事業実施の背景
JR、京阪電鉄、京都市営地下鉄等、各種交通機関が乗り入れる山科の玄関口・山科駅の駅前商店街という好立地を生かし切れていない現状を改め、また、地元密着型の商店街としてはさらなる地域連携が必要であることから、これまで以上に活発な地域活性化事業が急務であった。
題材として、最も身近な地域資源である”街道(旧東海道)”をテーマにソフト事業を展開することとした。
■内 容
1) |
“山科”“三条商店会”等を題材とした川柳& なぞかけコンテストの実施 |
2) |
「花いっぱい三条街道」の実施 (会員店舗に呼びかけて花植えを実施) |
3) |
街道Tシャツの作成 (店舗毎の特徴を誇張したデザインをプリント) |
4) |
「街道ねこを探せ!」の実施
(商店街内に約80体のネコの置物を設置し、発見した参加者に特典を付与するイベント) |
5) |
「三条街道わくわくフェスティバル」の実施(主要イベント13,併催イベント3) |
6) |
中学校への出張授業及び地域教育学級講演会
(噺家を派遣して地域に親しんでもらえる内容を講義) |
■目標及び達成状況
(目標)
1) |
市内、特に山科での当商店街の認知度向上 |
2) |
地元団体との交流・連携による商店街の存在 意義の向上 |
3) |
大学をはじめとする諸団体との連携強化 |
(達成状況)
1) |
各種メディアへの頻出と効果的な広報活動により、当商店街の認知度が格段に
上がった。 |
2) |
花いっぱい三条街道(各店非売展示)で購入希望者が多くあったため、空き店 舗への生花店誘致や、現会員店舗での生花販売を検討。 |
3) |
地元団体(町内会、PTA、教育機関等)との積極的交流により、まちづくりの核と なる商店街の存在意義が高まった。また隣接する商店街等とも連携の機運が増 し、次年度事業もさらなる連携を図っていくこととなった。 |
■効果及び評価
1) |
多種多様な事業の実施により、頻繁にマスコミ取材を受けることが出来た。
(例) インターネットポータルサイト“YAHOO! Japan”のトピックスのトップに 当事業が掲出された。 |
2) |
地元密着型商店街として、周辺住民に対するPR等が従来以上に行えた。 |
3) |
地元大学との連携が図れた。 |
4) |
商店街役員・会員に活気が出て、団結がより強固になった。 |
■実施後の反省点
教育機関及びその他地域諸団体との効果的な連携の方策について一層の協議を進めたい。
(次年度以降の取組等)
引き続き旧東海道の「街道」をテーマとしながら、街道(山科三条商店会一帯)から周辺地域の各地名所へと顧客・市民の回遊を日常的に促すため、「ウオーキングマップ」の作成と活用ならびに関連イベントの実施を検討する。またその際に地域住民団体、ボランティア団体、教育機関・学生、アーティスト集団、周辺商店街等との一層の連携を図りながら、本商店会の役割を発揮していく。
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