■事業実施の背景
当商店街では従来から新選組をテーマに活性化に取り組んでおり、「新選組のまち」を具体化し、活性化に繋げていくためには、新選組ブームを捉えた効果的な事業の実施及び継続を図っていくために、全国の新選組関係地との連携を確かなものにする取組が必要であった
■内 容
1) |
全国「新選組」まちづくり会議/京都(第3回全国新選組サミットin京都)の開催
(新選組を通じた全国まちおこし会議の開催) |
2) |
「四条大宮ONE・DAY・PARK 2004」の開催
(新選組パレード歓迎セレモニー・新選組扮装コンテスト・ジャズライブコンサート の開催等) |
3) |
新選組隊士への「絵手紙」募集 |
4) |
四条大宮商店街加盟店情報マップの作成 |
■目標及び達成状況
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(目標) |
(達成状況) |
・全国「新選組」まちづくり会議 参加者数 |
5,000人 |
3,100人
(15地域30団体の参加) |
・「四条大宮 ONE・DAY・PARK 2004」参加者数 |
50,000人 |
70,000人 |
■効果及び評価
実施した事業に関しては、概ね成功であった。
全国の新選組関係地、諸団体・組織との連携が生れたことは、これからの商店街事業にプラスになると考えられる。しかし、商店街加盟店においては、当初期待した様な経済効果はほとんど無かった。
これは、大河ドラマブームに乗って入洛した観光客の多くは、予め旅行代理店が組んだツアーにより行動し、一部の観光施設、宿泊施設等に集中したため、商店街個店の営業には直結しなかったことによると考えられる。
このことは、当初から予想されたことではあるが、商店街の活性化・まちづくりには、一過性のブームに一喜一憂することなく地道な事業の積重ねが必要であることを改めて認識することになった。
■実施後の反省点
事業の成果を、商店街加盟の個店の活性化まで繋げることが出来なかった。
(次年度以降の取組み等)
大河ブームの過ぎたこれからが、商店街の正念場と言える。継続できる事業は残し、またこの間に生れた連携を活用した事業を構築していく必要がある。「絵手紙」募集などは、あまり経費のかかる事業ではないことから継続できるものである。さらに、800万人〜1200万人とも言われる「団塊世代」を取り込む事業に取組んでいく。
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