■事業実施の背景
これまでの2年間の取組により「堀川商店街=京都晴明神社堀川参道」というイメージが着実に浸透しつつあるが、商店街の売上や実利益の増加にはまだ直結していない段階であり、また商店街を取り巻く環境は依然厳しい状況にあることから、「京都晴明神社堀川参道」をテーマとする商店街活性化事業をさらに推進していく必要があった。
■内 容
組合内に「堀川商店街活性化対策委員会」を立ち上げ、次の事業を実施した
1) |
「晴明グッズ」の開発と販売拡大のため商店 街のホームページを全面リニューアルし、全国から安倍晴明の姿絵のコンテスト作 品の募 集等を実施 |
2) |
上記商店街のホームページを利用しての 「晴明グッズ」 の制作・販売 |
3) |
空き店舗を活用した「現代空間アート作品展」、 「ちぎり絵講習会」、「上京児童作品展」の開催 |
■目標及び達成状況
(目標)
商店街とその活動への一般の関心と認知度を向上させるとともに、今後のための人 脈や素材を培い、商店街事業の発展と観光客に代表される新規客層の開拓を図 る。
(達成状況)
1) |
商店街のホームページのアピールのために行ったポストカード・キャンペーンは全国 から300 通を超える応募があり、「晴明」「陰陽」「京都」への憧れや関心が根強いこと を確認できた。 |
2) |
3つの空き店舗活用策の実施により、京都市内の芸術家、上京区域の市民、隣接地 区 の住民という異なったカテゴリーの人々との関係を構築することができた。 |
3) |
新規委員会が始動し、本事業の遂行だけでなく、広範な商店街活性化対策に取り 組む組織ができた。 |
■効果及び評価
商店街のホームページを全面リニューアルして、より実用性の高いものとして活用出来るようになった。全国からのコンテスト作品の募集や、キャンペーンの実施などで、広く一般の関心を集め、関心の度合いも把握することができた。
また、コンテスト及び空き店舗の活用において、新たな人脈が培われ、今後の商店街活動への大きな助力を得られた。これらの諸活動が、様々なメディアに好意的に取り上げられて、商店街をPRすることもでき大きな成果を得られた。
■実施後の反省点
ホームページのリニューアルに関しては、予め数値や文言で表現しづらいデザイン面での評価検討要素が大変重要であり、選定や製作に時間が掛かったため、全体として苦しいスケジュールの中で事業を進めていくことになった。
(次年度以降の取組等)
1) |
空き店舗の解消、空き店舗増加の阻止 |
2) |
商店街のホームページの充実と事業への活用 |
3) |
「晴明神社堀川参道」の知名度向上と定着化 |
4) |
堀川参道ファンの組織化 |
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