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  京の商店街チャレンジ21 平成15年度実績報告書



京都商工会議所

 『嵐電を活用した沿線商店街等活性化実験事業』

嵐電沿線わくわくテーマパーク〜 



事業者概要
 ・実施団体名 京都商工会議所・京都ウエストサイド物語実行委員会
 ・代表者名 会頭  村田純一
 ・所在地 京都市中京区烏丸通夷川上ル
 ・ホームページ
京都商工会議所 http://www.kyo.or.jp/kyoto/ 
京都ウエストサイド物語実行委員会 http://www.kyotowest.com/ 
※代表者の役職名は平成16年3月現在のものです

事業内容
 ・タイトル
『嵐電を活用した沿線商店街活性化等実験事業〜嵐電沿線わくわくテーマパーク〜』 
 ・実施期間
平成15年9月 〜 平成16年3月
 ・区 分 商店街広域連携事業 
 ・内 容 洛西地域をテーマパークに見立てて、洛西の動脈=嵐電の利用促進を図ることにより、沿線商店街の活性化をめざす実験事業

1.嵐電沿線ラリーカード「京都ウエストサイド通行手形」
2.嵐電トワイライトジャズトレイン「R電車で行こう」
3.らんでん沿線 伝統芸能祭
4.仁和寺御室流大華道展と大茶会・きぬかけの路逍遙
5.らんでん携帯フォトコンテスト
6.TRY1600事業「秦氏の歴史・文化・産業」

 ・必要性 洛西エリアへの観光入洛客は、京都市統計では約25%(東山地域約50%)が現状である。観光に力を入れている東山地域に対抗するため、また魅力ある事業創造により、洛西地域への入洛客数(率)の増加が必要であり、緊急の課題である。 
 ・目 標 より多くの人々に、より広い地域に“洛西”の魅力をPR。 
 ・効果及び評価 洛西地域に点在する様々な要素(観光・商業・教育他)を結んで行く作業が必要であることが、より強く認識できた。 
 ・目標の達成状況 洛西地域の力(歴史的地域資源・嵐電・当実行委員会)で、東山地域集中の京都観光に対抗するとともに、京都への観光客に新たな京都の魅力をアピールすることが出来た。 
 ・実施後の反省点 カメラ付き携帯電話の活用についての認識をあやまった。 



『らんでん携帯フォトコンテスト』 <ホームページ>


『R電車で行こう』 <ホームページ>


『伝統芸能祭』 <ホームページ>

『きぬかけの路逍遙』 <ホームページ>

『秦氏の歴史・文化・産業』 <ホームページ>

『京都ウエストサイド通行手形』 <ホームページ>



市民に、観光客に発見と楽しみを体験頂ける魅力ある地域づくりこそ、京都ウエストサイド物語事業の使命です。

京都ウエストサイド物語事業は、広域のネットワーク事業として参加する社寺、観光施設、大学、鉄道事業者と商店街との信頼関係を育んで来ました。

4年目を迎えた本年度は、洛西の公共交通のバックボーンである京福電車=嵐電を軸とし、参加する諸施設を結ぶために、洛西一帯をテーマパークと見立てて事業を計画し実施しました。題して「嵐電沿線わくわくテーマパーク」。嵐電を活用してスタンプラリーを展開。さらに嵐電沿線でのイベントも開催しました。また、2002年度から継続している洛西ゆかりの渡来人秦氏を掘り下げる事業「TRY1600」事業も開催し、洛西の歴史・文化を発信することも手掛けて来ました。

事業進行の中で、成功、不成功もあり試行錯誤の感も否めない部分もありましたが、一つ一つの事業への参加者の方からは、暖かな支援の声も寄せられています。事業を実施する主催者としては有り難いものです。

しかし、その反面、当事業も4年目となり幾つかの課題も表面化して来ていることも確かです。特に、当事業の牽引車である商店街が抱える問題点がなかなか改善されないことによる不協和音があることも確かです。商店街が置かれている現状を見ると依然厳しいものがあります。消費者の商店街離れ、商店街経営者の高齢化・後継者難による経営難から、商店街加盟店にとって自店に直接関わりのあるものでないと関心を持てないという状況があり、一部の商店街役員を除いて、京都ウエストサイド物語実行委員会が準備した事業に参加し「商売」に取り込むという積極性に欠けることです。これは、当実行委員会に参加する商店街に共通する課題です。

京都ウエストサイド物語事業は、ひとり商店街のみでは活性化が覚束ない状況を踏まえてスタートした訳ですが、交流人口増加、まちづくりという「急がば回れ」の事業には付いて行けないという深刻さを個店では抱えているということかもしれません。

しかし、京都は、国内有数の観光地であり、縮小する商店街の商圏をカバーするものとして、「第3のお客様」である観光客を取り込むことも、これからの商店街にとって重要なテーマです。そのためには、今まで培ってきた実行委員会のネットワークという財産を活用するという視点が必要です。5年目を迎えるに当り当実行委員会の役割をもう一度考えることが求められています。


事業報告書「ごあいさつ」より
(京都ウエストサイド物語実行委員会委員長 ・ 四条大宮商店街振興組合理事長 石田哲雄


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