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  京の商店街チャレンジ21 平成15年度実績報告書



 伏見大手筋商店街振興組合 

  『業態変革実験事業』 



事業者概要
 ・実施団体名 伏見大手筋商店街振興組合 
 ・代表者名 理事長 村上好夫 
 ・所在地 京都市伏見区伯耆町10番地
 ・ホームページ http://www.otesuji.jp/ 
※代表者の役職名は平成16年3月現在のものです

事業内容
 ・タイトル
『業態変革実験事業』 
 ・実施期間
平成15年7月 〜 平成16年3月
 ・区 分 チャレンジ事業 
 ・内 容 商業環境やライフスタイルの変化に対応できる店舗や業態のあり方を模索し、多彩で活力ある商店経営により商店街活性化を目指した。


 ・業種業態調査研究 
 ・店舗デザイン調査研究 
 ・業態変革モデルShop 
 
 ・必要性 大型店の営業時間延刻化や組合員の廃業、業態転換が発生しており、本事業の商店経営革新策等により商店街活性化に取り組む必要があった。 
 ・目 標 ・業態変革モデルshop入店客・・・3,000名
・業態変革店・・・100店 
 ・効果及び評価 大型店の営業時間延刻化や地域住民のライフスタイルの変化により、商店街として業態変革への取組は必須であり、本事業により1店舗が平成16年・秋に『健康麻将:ひまわり』として事業運営するに至ったのは、大きな成果であった。 
 ・目標の達成状況 ・業態変革モデルshop入店客・・・23名(達成率0.7%)
・業態変革店・・・1店(達成率1%) 
 ・実施後の反省点 業態変革モデルshopの立ち上げが平成16年3月に入ってからで、当初目標より大きく下回ったが、1店舗ではあるが業態変革店として運営していく方向性が見出せたのは大きな成果であった。 





『大手筋健康麻将ひまわり案内』




『MON創刊号』






『健康麻将店計画案』


大型店の営業時間延長や地域住民のライフスタイルが大きく変化するなか、商店街への買い物客が急激に減少。商店街の各店の営業時間は現在、午前10時〜午後7時までが基本になっていますが、夕方からの買い物客も減少し、売り上げも減っているために、午後6時で閉店する店も出てきています。

商店街の活性化のために、全店は無理でも有志の店が集まり営業時間を延長することで、夕方の買い物客を増やすことができないかということで、当初「5時から10時を考える会」として立ち上げました。しかし、準備をすすめている数ヶ月のうちに廃業する店が続出。これは商店街の存続を脅かす深刻な問題であり、夕方からの営業時間の延長による活性化といったことで解決する問題ではない。商店街はかつてない程の危機的状況にあるという認識のもと、個店の業種業態を変革していかないと商店経営は成り立たなくなることから「伏見大手筋商店街業態変革委員会」を立ち上げました。

立ち上げに際して、商店街の各店を対象にアンケート調査を実施しました。強制ではなく自主的な提出方法をとりましたが、回収率は約30%(現在店舗数113)。そのうち約半数の店が新規事業や多角経営を検討しているという結果が出ています。危機的状況を察知しているけれども具体的に、何をどのようにすればいいのかわからないという解答が出されていました。

本来、個店がどのような業態業種で経営するかについては、個店の経営者の問題です。しかしながら、時代の急激な変化に、商店街の個々の店が対応できておらず、店舗の業種業態を変革していかなければ、商店経営が成り立たなくなるのは必死であり、商店街としては早急に業態変革へ向けた調査研究を行い、モデルショップを実験的に運営することにしました。参加している各店の経営者がこの危機的状況から脱出するために、大きく視野を拡げ、知恵を出し、運営を体験しながらひとつの成功例を生み出すこと、この経験が自分の店の運営ヒントや商店街の活力となるでしょう。実のある勉強会、実践の場となるよう、参加者ひとり−人が熱く語り、具多的な活動をしながら、業態変革のためのノウハウを獲得していきたいと考えております。
 

事業報告書「はじめに」より
(伏見大手筋商店街振興組合 代表理事 奥田雄一郎)


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