■事業内容 |
・タイトル |
『地元特産品と余暇・趣味資源を核とする商業活性化実験事業』 |
・実施期間 |
平成15年7月 〜 平成16年3月 |
・区 分 |
チャレンジ事業 |
・内 容 |
トロッコ列車等で訪れる観光客を湯の花温泉界隈や市内に点在する観光資源、商店街、商店等へ誘導するために地場野菜等を活用した特産品開発を行うとともに、元気・アクティブな中高年層に注目した余暇・趣味の拠点をつくることによって新たな消費購買行動を積極的に提案し、亀岡地域商業の活性化を図る。
(1) |
地元農産品などの地域資源を活用した料理、加工品等の特産品開発 |
(2) |
中高年層の余暇・趣味マーケットを主なターゲットとした観光や余暇・趣味の拠点開発 |
(3) |
特産品等のテストマーケティング |
(4) |
まちづくりコンセプト提案 |
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・必要性 |
亀岡商工会議所では、平成15年より「亀岡産業観光振興協議会」を設立し、観光事業はもとより商業、工業、農林業など全ての産業を観光資源ととらえて観光に結びつけ産業観光を図っていくこととしている。 |
・目 標 |
(1) 地場野菜を使ったメニューの開発 |
(2) 和菓子つけもの等の商品開発 |
(3) 体験型の観光拠点の提案 |
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・効果及び評価 |
「元気でバイタリティのある中高年齢層はいるのか」という問題意識のもとに本事業に取り組みましたが、結果としてはかなり多くのアクティブな中高齢消費者が存在することが浮かび上がりました。その特質は、一言で「若々しい」ということです。本事業のテストマーケティングで数多くの体験や創作などの実験を行い、消費者の参加を呼びかけましたが、その大半は多くのお客様を集め、そして体験することでたくさんの発見をしたようです。
一方、商業者サイドにおいても、これら中高年層がビジネスのキーファクターであることが十分に認識され、実際の商売に役立てるためには様々な改善・工夫が必要なことが見いだされました。 |
・目標の達成状況 |
(1) |
地場野菜を使ったメニューの開発については、委員長を中心とする料飲関係の委員が試作に取り組み平成16年2月12日に「京丹波旬作おしゃれ懐石」と題した新メニューの試食会を実施した。 |
(2) |
新商品の開発については、委員会で検討を重ねた結果亀岡の特産品である「丹波大納言」と「丹波栗」を使った「栗ようかん」を開発した。 |
(3) |
体験型の観光拠点については、平成15年10月5日から10月26日まで「丹波亀岡夢コスモス園」で「オープンカフェ」「そばうち体験教室」「竹細工教室」「押し花教室」「陶芸教室」「古代米もちつき大会」「ガーデニング教室」「ラッピング教室」「ブーケ作り教室」「カメラ付携帯電話写真コンテスト」様々体験教室や「オカリナ」「ゴスペル」等のコンサートを実施した。 |
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・実施後の反省点 |
京都府内においては、京都市が中核都市として存在し、他の都市はそれぞれのカラーを打ち出しきれていない傾向があると思われます。亀岡には亀岡らしい自然もあり、個性的な特産物もあり、独自の歴史などがあります。本事業では、「亀岡再発見」というテーマで消費者モニターにタウンウオッチングしていただき、多くの参考となる意見を頂きました。亀岡らしさの検索と打ち出しはこれからも続く課題ですが、事業の成果として得られた「京丹波旬作おしやれ懐石」などの料理も含めて、亀岡ならではというモノ・コトを作っていく必要があります。 |