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  京の商店街チャレンジ21 平成15年度実績報告書



堀川商店街協同組合

 『晴明神社堀川参道商店街のイメージアップを図る地域資源活用事業』 



事業者概要
 ・実施団体名 堀川商店街協同組合
 ・代表者名 代表理事 井上良之助
 ・所在地 京都市上京区西堀川通り下長者町下る桝屋町1番地
 ・ホームページ http://www.horikawasandou.jp/
※代表者の役職名は平成16年3月現在のものです

事業内容
 ・タイトル
『晴明神社堀川参道商店街のイメージアップを図る地域資源活用事業』
 ・実施期間
平成15年6月19日 〜 平成16年3月31日
 ・区 分 地域資源活用事業
 ・内 容
1) 二条城を振り出しに晴明神社を上りとする「晴明神社千年祭り、二条城築城400年記念双六」を制作。
2) 安倍晴明イラスト作品展示会開催。
3) ミニコミ誌「堀川商報」の刊行。
4) 「プロジェクト堀川参道活性化委員会」を立ち上げ、事業の遂行に寄与。
5) 上記事業の実施結果をまとめ、報告書を作成。
 ・必要性 近くの晴明神社が御鎮座壱千年祭にあたり、また、二条城が築城400年という記念すべき絶好の時期であり、このまたとないチャンスをとらえて商店街の活性化を図る必要性があった。
 ・目 標 多くの来街客を求めて当商店街をこの機会に大いにPRし、同時に組合員の意欲を高め活性化に導いていくことを目標とする。
 ・効果及び評価 いずれも良い評価をいただいているが、特に「安倍晴明イラスト展」は大好評で、予想以上の成果が上がった。また、この事業を遂行する中で昨年より制作販売しているオリジナルグッズ「晴明グッズ」の販売依頼があり、予想外の売上増加を見られることができた。
 ・目標の達成状況
1) 「記念双六」は手作りの良いものを制作することができた。
2) 「イラスト展」は9月15日より10月11日の27日間で3042名の来場者。
3) ミニコミ誌「堀川商報」2回発行。
4) 「プロジェクト堀川参道活性化委員会」当初の任務・役割を果たした。
 ・実施後の反省点 今回、「人気」「ブーム」といった要素が当初計算できていなかったために、事業が予定通り進まないなど難しい面もあった。




<安倍晴明イラスト作品展示会>






<安倍晴明イラスト作品展示会(応募作品例)>



<堀川参道☆双六>




堀川商店街が取り組むこの「京都晴明神社堀川参道事業」は、ここ数年来の陰陽師ブームにより近在の晴明神社を訪れる観光客が急増していることに着眼し、この機を利用して商店街の街興しを目輸んだ商店街活性化策のひとつである。

商店街周辺の地域も、京都の基幹産業であった繊維産業の衰退とともに嘗ての賑わいを失ってしまい以前の面影は今はない。商店街に活気を取り戻すために集客を計るには、これまでの主要な顧客であった地域近隣の客層だけでなく、観光客なども含めた広範な客層をも対象としたマーケテイングを行わなければならないのではないかという観点から陰陽師人気を利用した商店街活動を画策した。

近隣地区や京都市内に限らず広く全国に「京都晴明神社堀川参道」を広める事により、堀川商店街のブランドとオリジナリティを確立して魅力を高めることにより集客を行い、贔屓(ひいき)客を創造して、当商店街が繁栄することを最終的な目標とするものである。

また、名所旧跡が多数ある京都の中でも当商店街は好立地であることを再認識することで、ひとつの地点としての商店街でなく、晴明神社から二条城までつながりのある参道という“線”での位置づけと近隣の名跡を取り込む地域という“面”までの広がりを視野にいれて、商店街だけに限らない地元地域の町興しを含む地域社会への貢献をも目指すものでもある。

前年度はまず初めの一歩として、堀川商店街に「京都晴明神社堀川参道」の別名を冠すると同時に商店街のホームページを開設して「京都晴明神社堀川参道」を前面にアピールする取組みを行った。平行して、商店街の各店舗と周辺観光スポットを紹介したマップの発行や買い物客を対象にしたスタンプラリーによる紀念品の進呈などの活動をすることにより「晴明神社堀川参道」のイメージ作りと浸透化を狙った。

またホームページの立ち上げを中心とした一連のこれらの事業に携わる特別委員会「IT委員会」を組合員有志により設立してより専門的に取り組んだ。

さらに加えて、堀川商店街独自の「堀川参道グッズ」として陰陽師関連の商品の開発と製造販売に組合員が取り組み、他所にはないオリジナル商品をラインナップに加えることで本参道事業に厚みを持たせ、「京都晴明神社堀川参道事業」が、出費ばかりになりがちな単なる客寄せの企画に留まらないことを模索した。

勿論のこと、安倍晴明公と陰陽師そして晴明神社を事業のテーマとしていく関係上、晴明神社の宮司をお招きして、同神社のことを学ぶとともに「晴明神社堀川参道」とその周辺の振興を図る目的のフォーラムを開催する事で、今後の商店街との連携事業について検討するなどして交流を深めた。

事業報告書「目的と経緯」より


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