平成14年度福知山市TMO構想実施計画策定事業の「中心市街地情報ネットワーク部会」からの提案を受け、本年度、福知山の情報を発信する総合情報発信基地の整備を行なった。
福知山市に訪問する際、中心市街地商店の紹介や、観光スポットの紹介など、まだまだ充実しているとは言えず、地元、京都創成大学の知識と設備を有効に活用しながら、ITによる福知山の情報発信事業に取り組んだ。
委員会を構成し、検討実施していく上で紆余曲折は多々有ったが、多業種に渡る店舗情報やイベント情報などを総合的に閲覧できる、独自のホームページを製作し立ち上げ、さらに携帯電話への配信を実現したことは、今事業の成果であり、掲載参加店にとって効果的に活用できるものになった。「福来るネット」のネーミングについてもアクセス者や福知山市来訪者にとって好印象を与えるものと考える。
実際立ち上げ以降、「福来るネット」掲載希望者が多く出てきたり、問い合わせが入ってくることは、反響の大きさを示している。クレームもあるが、これも関心の深さを現していると考えられる。
また、京都創成大学のPC演習室をお借りし、ホームページ掲載に係るスキルアップを目的にパソコン講習会を開催し、販促ツールとしてのホームページの有効性や、個々のITスキルアップに貢献し参加者の興味・関心を深めたことも今事業の大きな成果であった。
しかし、今年度事業が第一歩であり、内容についてはまだまだ未熟であることから、今後運営体制の整備と内容にさらなる充実を図る必要がある。掲載個店からの旬の情報掲載や、街の活性化に取り組んでいるサークル的活動グループのPRを兼ねた情報掲載など、新しい情報の掲載が必要であり、リピートアクセス者をいかに満足させるものにするかである。
また、掲載店を業種によりグループ化し、グループによる活用方法を考案し来客数の増加に繋げるなど、「福来るネット」活用方法には無限の可能性が有る。
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