面荘(めんしょう)

享保頃の京都生まれの人形師。
面屋清左衛門友雲。
元能面師であったことから「面屋」と名乗って雛人形の頭を作った。見事な作風が明正天皇の目にとまって「面荘」の称号を賜り、宝永六年頃から「面荘」と号す。五世より「面庄」と改号、十一世は御所の御用命による内裏雛、十二世は放下鉾の稚児人形、十三世は五条大橋の牛若・弁慶の石像などを手掛ける。
現在は岡本潤三が十四世面庄を襲名。人形作家として代々の家の技を守っている。



BACK