京都産業のさきがけ



京都商工会議所
明治10年代には全国主要都市で不振にあえいでいた産業界を業界関係者の団結によって克服するための商工会議所設立運動が起こった。京都では明治15年高木文平を会長、浜岡光哲、西村七三郎、市田文三の3名を副会長に会員制の私的な団体として河原町三条に発足。第一の事業として商工業組合を設立させて、これを指導。結成された市中商工業者の同業組合は112に達した。明治23年の商業会議所条例の発布に伴い、明治24年に商業会議所に改組、浜岡光哲が初代会頭となった。昭和3年より商工会議所法による京都商工会議所へと移行したが、戦争激化に伴う経済統制強化のため昭和10年京都商工経済会に改組、戦後昭和21年社団法人京都商工会議所として発足、会頭に竹上藤次郎が選出された。





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