白木屋彦太郎(しらきやひこたろう)(1636〜1689)
近世の江戸店持京商人(えどだなもちきょうあきんど)。
大都市化した江戸には各地から物資が送られた。江戸に店舗を持つ有力な京商人は江戸店持京商人と言われ、江戸の大きい呉服店の多くは京都に本店を置いて、商品の仕入れと両替業務を行った。
白木屋彦太郎は本姓大村氏。近江に生まれ、京都で材木店白木屋根を開業。のち小間物・呉服類を扱って財をなし、寛文二年、江戸日本橋に店を開いて小間物・呉服類を販売。白木屋は明治時代に百貨店となった。



都の人列伝