1998 JUNE
NO.272
KYOTO MEDIA STATION
特集 (財)京都産業情報センター
平成9年度事業報告
事業内容

●中小企業エネルギー対応情報提供事業
1 情報収集・加工・蓄積事業
(1)データベース情報提供事業
スーパーネット、EL-NET、JICST等のデータベースを活用し、中小企業者に事例や動向、科学技術に関する情報提供を行うとともに、インターネットによる省エネルギー関連情報の発信を行った。(データベース検索 182件)
(情報内容例)・省エネ関連セミナーや講演会の行事予定
・地球環境問題の状況と省エネルギーの概要
・省エネルギー・環境対応指導事業の案内
・省エネルギー先進事例の紹介 など

(2)図書館事業
ビデオ18本、図書8冊、新聞・雑誌11種を購入し、ビデオ303本、図書21冊の貸し出しを行った。

2 情報創出事業
省エネルギー関連の課題について、情報誌やセミナー等で普及するため「新エネルギー・代替エネルギーに関する調査」を行った。

3 情報提供事業
(1)機関誌の発行
エネルギー問題等に関する情報提供、啓蒙を促すために、情報誌を発行した。
「環・京・NOW」隔月6回発行、各回発行部数 2,400部
「MONTHLY JOHO KYOTO」毎月12回発行、各回発行部数 1,000部
(2)FAXニュースの発行
「FAXNET京都かんきょうナウ」を発信して、時事の課題を即時提供した。(発信先 789箇所・16回)
(3)委員会ネットワーク事業
省エネルギー問題等に関する情報の収集及び中小企業への啓蒙・普及を図るため、「エネルギー問題等情報化推進委員会」を設置して調査を行った。
委員長 京都大学大学院工学研究科教授 鈴木 健二郎氏
委員 関西電力(株)京都支店お客さま部長 千原 晃氏ほか9名
ア 開催数 委員会(5回)、小委員会(2回)
イ 内容
 ・新エネルギー・代替エネルギーに関する調査の企画立案およびまとめ
 ・新エネルギー・代替エネルギーに関する調査先ヒアリング調査5社

4 講習会開催事業
省エネルギー問題について、啓蒙・普及のセミナー等を開催した。

(1)エネルギー技術見学講習会 平成9年9月26日(金) 参加者:56名
「工場概要と省エネ活動について」
講師:明治製菓(株)大阪工場総務グループ長 大内 正敏氏
「エネルギー管理と省エネ技術について」
講師:サントリー(株)山崎蒸留所総務グループ 岡本 正明氏
(2)省エネルギー実践講座と省エネルギー相談会
・実践講座(綾部) 平成9年11月5日(水)参加者:14名
 「省エネルギーの進め方」
 講師:(財)京都産業情報センター
 エネルギー使用合理化相談員  辻井 功氏
 「電気と熱の省エネルギー」
 講師:中小企業事業団専門員・工学博士 斎藤 勝義氏
・実践講座(峰山) 平成9年11月17日(月)参加者:9名
 「省エネルギーの進め方」
 講師:(財)京都産業情報センター
 エネルギー使用合理化相談員  辻井 功氏
 「電気と熱の省エネルギー」
 講師:中小企業事業団専門員・工学博士 斎藤 勝義氏
・相談会(綾部) 平成9年11月18日(火)
 講師:(財)京都産業情報センター
エネルギー使用合理化相談員
・相談会(峰山) 平成9年11月26日(水)
 講師:(財)京都産業情報センターエネルギー使用合理化相談員
(3)省エネルギー対応セミナー  平成10年1月23日(木) 参加者:85名
(1)「経営に生かせる電気の知識」
 講師:関西電力(株)京都支店 お客さま部長 千原 晃氏
(2)「企業活動における環境審査(ISO14001)と省エネルギー」  講師:(株)日本環境認証機構関西支社 主幹・審査員
((財)省エネルギーセンター近畿支部 アドバイザー) 浅田 能宏氏
(4)エネルギー対応講習会
〔1〕「太陽光発電はここまで来た」
平成10年3月5日(木) 参加者:65名
基調講演:「太陽光発電の現状と将来展望」
 講師:日本クリーンエネルギー総合研究所理事長 堀米 孝氏(元東京農工大学教授)
講演:「最新技術と導入事例」
 講師:京セラ(株)ソーラーエネルギー事業部 取締役事業部長 手塚 博文氏
〔2〕「コージェネレーションはここまで来た」
平成10年3月6日(金) 参加者:44名
(1)コージェネレーションの普及状況と今後の課題
 講師:日本コージェネレーションセンター調査部長 渡部 正樹氏
(2)導入事例と新システムについて
 講師:大阪ガス(株)京滋事業本部
開発営業部 産業エネルギーチーム チーフ副課長 宇野 裕治氏
(5)エネルギー対応講座 平成10年3月19日(木) 参加者:40名
「エネルギー・資源問題への取り組み」
講師:(株)日興リサーチセンター経営調査部 佐藤 秀一氏

●エネルギー使用合理化設備導入促進事業
省エネルギーの抜本的な推進、リサイクルの促進等中小企業のエネルギー環境問題への対応を促進するために相談員を設置し、啓発・普及、相談・指導を行った。(中小企業事業団受託事業)

・専門員派遣件数 30社、相談員派遣件数 255件、企業訪問 272社
・省エネルギーセミナーを開催した。
平成10年2月17日(火)
(1)省エネルギーの公的支援制度利用の仕方
講師:(財)京都産業情報センター相談員・中小企業診断士・環境マネジメントシステム(ISO14001)CEAR審査員補 辻井  功氏
(2)電気省エネルギーの実践的な進め方
講師:中小企業事業団専門員・中小企業診断士・エネルギー管理士・技術士(電気・電子、経営工学) 野口 昌介氏

●中小企業環境対応情報提供事業
1 情報創出事業
環境関連の課題について、情報誌や講演会等で普及するため「環境管理・監査制度に関する調査」を行った。

2 情報提供事業
(1)機関誌「環・京・NOW」(発行部数2,400冊)の中で、環境問題に関する情報を提供し、啓蒙を促した。
(2)「FAXNET京都かんきょうナウ」(発信先789箇所・16回)を発信して、環境に関する時事の話題を随時提供した。

●異業種交流推進事業
1 京都府異業種交流プラザ
「異業種交流ステージ」ベンチャービジネスへの挑戦〔14社〕
第1回 平成9年9月19日(金)
平成9年度「異業種交流ステージ」
 ベンチャービジネスへの挑戦KICK OFF 講演:「異業種交流とベンチャービジネス」
 講師:吉田 丹治先生 京都府起業アドバイザー
第2回 平成9年10月1日(水)
「ベンチャービジネスへの挑戦    −サムコインターナショナル研究所の事例−」
 講師:辻 理氏 (株)サムコインターナショナル研究所 代表取締役
第3回 平成9年10月22日(水)
異業種京都まつり 100テーブル交流会 シンポジウムの参加 第4回 平成9年11月6日(木)
 後援「21世紀に向けての中小企業の生き残り戦略   −ベンチャービジネスへの挑戦−」
 講師:井上 喬氏(株)アール・エム・アイ取締役研究所長
第5回 平成9年11月20日(木)
「京都府商工部関係補助金・融資関係について」
 講師:家次 昭氏 京都府商工部産業推進課産業技術係長
第6回 平成9年12月9日(火)
「ベンチャービジネス 情報関連について   −情報関連先進事例など−」
 講師:田崎 央氏 オムロン(株)顧問
第7回 平成10年1月22日(木)
「テレビアンテナ共聴型LAN“WEBGATE”の開発」
 講師:金田 哲郎氏(株)京都テクノシステム代表取締役
第8回 平成10年2月4日(水)
「ベンチャービジネス起業化と異業種交流   −ベンチャービジネスとIT−」
 講師:古長 勝人先生 京都府技術アドバイザー
第9回 平成10年2月24日(火)
「技術・市場交流プラザ全国大会」、「全国融合化フェア」
 (1)基調講演「未来を拓く創造的企業をめざして」
 講師:水野 博之氏 松下電器産業(株)顧問
 (2)分科会:I「新たな企業連携への提言」
       II「中小企業の産学交流」
      III「女性経営者による異業種交流」
       IV「事例に学ぶマーケティング」
       V「融合化による製品開発事例研究」
第10回 平成9年2月25日(水)
「ベンチャープラザIN関東」
 ・ベンチャー企業からの販促提供、技術・生産提携を望む事業パートナーへのプレゼンテーションと個別ブースでの商談実施
第11回 平成10年3月11日(水)
「環境・リサイクルの現状 PART1」
 講師:藤田 英夫先生 京都工芸繊維大学 客員教授
第12回 平成10年3月25日(水)
「環境・リサイクルの現状 PART2−環境ビジネスの現状−」
 講師:藤田 英夫先生 京都工芸繊維大学 客員教授
●意見交換会
「ベンチャービジネスへの挑戦」開発テーマについて
会員企業全員に「開発テーマ」についてのアンケートを実施したところ、72のテーマ案が寄せられ、毎月の意見交換会においてテーマの絞り込みを実施し平成10年3月末現在、「リサイクル・環境」関係など7グループ16テーマに絞り込みを行った。

京都府異業種交流プラザ「シンポジウム」
1 日時:平成9年10月22日(水)午後1時30分〜午後4時00分
2 場所:京都リサーチパーク 4号館2階、サイエンスセンタービル4階
3 内容
(1)基調講演「今、なぜ ベンチャービジネスか」
講師:柳原 範夫先生 京都産業大学経営学部教授
要旨:○1経営環境の変化と新しい革新の時代
   ○2米国におけるベンチャービジネスとベンチャーキャピタル
   ○3ベンチャービジネスの“ふるさと”京都企業への期待
   ○4ベンチャービジネスの実例
 ・伝統的和紙を基調に新事業の展開
 ・蒲鉾メーカーから蒲鉾機械メーカーへの変身
 ・繊維メーカーからラジコンヘリコプターメーカーに
(2)事例発表会
コーディネーター:吉田 丹治先生 京都府起業アドバイザー
発表グループ:アドバンス京都(協)
「フロン・エタン代替洗浄剤の研究開発とそれを用いた洗浄」
発表者:木下 義次氏
発表グループ:(協)オー・ド・ヴィ
「上質の生活水を多数需要者に “共同浄活水装置”の研究−おいしい水のはかり売り−」
発表者:佐野 剛一氏
4 参加者数:113名

2 京都府異業種交流会連絡会議 93グループ 12,000社
4月「彩遊樹」例会にて“京都の異業種交流の現状について報告”
「中部グループ」例会にて“京都の異業種交流の現状について報告”
5月第8回ワーキング部会
6月「和歌山県異業種交流連絡協議会」総会参加
「近畿異業種交流推進連絡協議会幹事会」
第8回理事会
「中部グループ」例会参加
7月「和歌山県異業種交流連絡協議会監査」
「福井県異業種交流推進協議会監査」
「京都緑会全国大会」参加
第5回総会
「近畿異業種交流推進連絡協議会総会」
講演と交流のつどい開催
8月「異業種交流融合化推進研究会」参加
「メディア・レップ」例会参加
山口県との合同交流会開催
9月 異業種交流グループリーダー研修会開催
10月 異業種京都まつり 100テーブル交流会 出展者説明会開催
異業種京都まつり 100テーブル交流会開催
「中小企業ビジネスメッセ」参加
11月「融合化フォーラム'97 in HYOGO」参加
「近畿ブロック技術・市場交流プラザ奈良大会」参加
宮城県(社)みやぎ工業会との合同例会開催
12月 第9回理事会
全異業種交流グループ総集会開催
1月 新春賀詞交歓会開催
2月 第9回ワーキング部会開催
第10回理事会開催
「京都市ベンチャービジネスクラブ“ベンチャーセミナー”」参加
「兵庫県異業種グループ交流会」参加
「全国融合化フェア、技術・市場交流プラザ全国大会」参加
「ベンチャープラザin関東」参加
3月 第6回総会
異業種交流のつどいin舞鶴開催

○異業種京都会ホームページの発信
・総アクセス件数 15,831件 ・1ヵ月平均件数 1,319件
・1日平均件数 43件
○異業種NET京都発行(FAX同報通信)
・No.170号〜210号 41回発行

●システム開発支援事業
「マイコンテクノHOUSE/京都」の運営管理
平成9年度 入居企業数 9社


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