ITコミュニティの役割と展望 03

アンケート調査結果
また、IDDM患者の間で、そのQOL維持のために最も重要な材料として挙げられる血糖検査紙に関してであるが、これについても同様の比較を行ってみた。

◆5.現在一カ月に何枚血糖検査紙を処方されているか? また、それは良好な
  血糖コントロールを維持するのに必要十分な量か?
 平均処方枚数:117.3枚
 1.はい:30名(平均:122.2枚)
 2.いいえ:13名(平均:106.4枚)

必要十分な血糖検査紙をもらえていると答えている人は、個人診療所、私立総合病院、公立総合病院ともほぼ同じような比率であるが、もらえていない(「いいえ」)と答えている人が公立総合病院受診者に多い点が気に懸かる。

◆6.医師の指導があれば、血糖検査紙の保健適用枚数には制限がないことを知っているか?

◆7.脱脂綿や消毒用アルコール、絆創膏など、注射や血糖測定に必要な衛生材料について、
  必要十分な量を無料(保険適用)で支給されているか?


7の回答は、「在宅療養指導管理料」に明記されている事項が、未だに半数近くの医療機関で徹底されていないことを示しており、監督省庁による早急な通達と、規則の厳格な適用が強く要求されよう。

《 PREV NEXT 》