●インスリン抵抗性改善(薬)
【いんすりん・ていこうせい・かいぜん(やく)】
(薬剤名)
(英:Insulin Action Potentiating hypoglycemic Agents)
[類→インスリン抵抗性



インスリン抵抗性を改善することで血糖値を下げる効果がある薬剤。ただし膵β細胞のインスリンの分泌を促す効果はないので、基本的に1型DM患者には処方されない。インスリンの自己分泌能力はあるが、インスリン抵抗性がみられる2型DM患者に対して処方されるケースが一般的である。

具体的な薬剤としては以下の通り。

・ピオグリタゾン(商品名:「アクタス」、武田薬品工業(株)、発売99年12月)

なお、ピオグリタゾンについては、副作用として、本剤の投与との関係が否定できない心不全の発現が5例出たため、2000年11月発行の厚生省医薬安全局による医薬品・医療用具等安全性情報163号において、投与を慎重に行う旨の勧告が出ている。

参考: http://www.sankyo.co.jp/medemiru/info/knowledge/words/index.html
http://www.takeda.co.jp/press/03072301j/pdf/j03072301.pdf
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1211/h1130-1_a_15.html#15