京のやきもの色絵の創造展
京都の誇る京焼・清水焼の色絵陶磁器は、多彩な技法と意匠を「京都」という伝統文化の風土に育まれ、華やかで、雅に、繊細に、「都のやきもの」として育ってまいりました。さらに、野々村仁清や尾形乾山など幾多の名工を輩出し洗練されたものとなりました。現代の京焼・清水焼の作り手である私たちは、この四百年の歴史と伝統を受け継ぎ、さらに新しい感性をこめて、京焼・清水焼のデザイナー、技術・技能者集団として活動することを目指しています。
このたび、京都市の共催、京都府および京都商工会議所の後援をいただき、大丸・福岡天神店様にて『京のやきもの色絵の創造展』を開催させていただくことになりました。未だ、目指す道通し、の感ありますが、私たちの日頃の活動の成果の一端である「京の色絵陶磁器」の作品をご高覧いただき、今後ともご指導、ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。
平成18年6月
京都色絵陶芸協同組合 理事長 中村 秋峰
|