菓子司
精製糖を使った上菓子の製造者。江戸期に上菓子製造者が増加し、安永4年に京都町奉行を経て幕府の認可を受けた上菓子仲間が組織されたのが始まり。天明8年の大火で仲間を廃したものの享和3年には再興して、上菓子株を248戸に制限した。現在は茶道に用いられる茶菓子や花鳥風月を写実的に作る工芸菓子などを作るすべての上菓子屋が菓子司である。材料にこだわり家伝の製法を守り続ける菓子司や、古くから知られた代表銘菓を持つ菓子司が多い。
写真提供/川端道喜





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