池坊専応(いけのぼうせんのう)
六角堂頂法寺の僧。
青蓮院門跡尊鎮法親王のひきたてにより、たびたび禁裏で花を立てた。単に美しい花を鑑賞するのではなく、草木の風情を重視するなどいけばなの本質を初めて説き、「池坊専応口伝」を著していけばなを総括、体系化した。また池坊相伝のいけばなに座敷飾を主体とする阿弥系の挿花を吸収して新しい風姿を創り、立花様式の基礎をかためて日本最古のいけばな流派である池坊の発展をもたらした。

写真提供:華道家元池坊総務所





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