京都産業のさきがけ



勧業場
河原町二条下ル一之船入町の旧長州藩邸に開場された京都府勧業事業の中心機関。明治2年京都府は勧業掛を置き、明治4年に府営工場の統制機関として勧業場を設立、産業基立金や勧業基立金の委託管理を行ってその財源とし、増産興業策を積極的に進めた。とりわけ明石博高が中心となって進めた欧米先進技術を導入した各種生産や製造施設の設置による勧業策が注目された。勧業場周辺には舎密局や織殿、栽培試験場、製糸場、集産所、染殿など京都府の勧業事業によるさまざまな施設が設置された。また伏水製作所やパピール・ファブリク、女紅場などの勧業施設も設置された。





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