京都産業のさきがけ



奥村電機
明治18年に大阪で電気機器の製作を行っていた奥村猛が明治28年本社を京都に移転して疎水慶流橋の南方に工場を設置。これが京都における最初の電気機器生産メーカーだった。奥村電気の京都への移転は明治24年蹴上にわが国最初の水力発電所が誕生したことが契機となった。奥村電気は昭和初期の不況期に解散したが、明治大正期には発電機や電動機などの回転電動部門ではわが国有数の企業として知られており、奥村電機の京都移転以後、さまざまなメーカーが京都で電気機器の製造を開始した。





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