Kyoto Green Map


tennendesignホームページに戻る

本人の心のふるさと、京都は10世紀もの間日本の首都として栄えた都市です.日本文化の凝縮されているこの都市では、日本人の自然に対する哲学や接し方が、都市の構造、神社仏閣の造り、建築や庶民の暮らしぶりの中に見て取ることができます.近年、京都の「都市壊し、自然壊し」は目を覆いたくなる面も多いのですが、先達の有益な知恵を活かし、よりエコフレンドリーな社会を目指すことは私達の現代人の課題といえます.

1997年12月1日から12日まで、京都にて地球温暖化防止国連会議(COP3)が開催されます.環境問題に貢献するデザイナーのネットワーク-天然デザインフォーラムでは、このCOP3を目標に京都グリーンマップを制作中です.現在、天然デザインフォーラムはホストシティの京都のNGOネットワークである気候フォーラム京都ネットに加わり、多くの方々の協力をいただきながら、完成に向けて頑張っています.

また、地図は随時インターネット上でも公開してゆく予定です.現在は暫定的に1997年の4月20日のアースデイのパレード中に配られた、京都河原町エリアのグリーンマップのみを公開しています.

仕様

A2版 12折り仕上げ 表裏4色印刷(エコペーパー、エコインク使用)

地図構成


アイコン

全世界のグリーンマップで使用されているアイコンを元に、天然デザインフォーラム独自のアイコンを加えて、日本独特の自然観を地図に盛り込もうとしています. 今回の地図には、反映されていない部分もありますが、世界のGreenMapMakerに提案して標準化していこうと考えています.

・アイコンの一覧表


たにデザインしたアイコン

-Reformed Machiya
京都の伝統的建築、町家はある意味でエコビルディングです.暑い京都の夏をしのぐため、家屋内部の壺庭に水を巻くことにより空気の対流を起こし、全く風のない空間に人工的に風を起こす工夫がなされています。また素材はヒートアイランド現象を防ぐのに最適な素材を用い、しかも障子、ふすま等の建具はモジュールが同じサイズになっていて、昔はどこの家にも設置可能でした.京都市民はこの町家を保存運動するばかりでなく店舗としても再生させようとしているので、Reformed Machiyaのアイコンとエコビルディングのアイコンを、少し変えて使用します.

 ホタル生息地
京都の自然環境を表す良い場所ですので、これらを加えました.

 むささび生息地

 フリーマーケット
神社仏閣の敷地内でよく開かれるフリーマーケットは京都の名物.地元野菜や、手作り石鹸、不要品も売っています.また環境グループの交流の場でもあるので、エコ的であると考えます.

 桜の名所 日本人の自然の楽しみ方を象徴的かつ文化的によく表しているのが、桜と紅葉です.花や木を「めでる」という習慣は、多くの儀式や庭園の作りなどにも影響を及ぼしています.

 紅葉の名所


Re-designして使うアイコン

 道路公害エリア
元のアイコンは信号のマークになっていますが、実際の信号と間違えられるので、このようにデザインし直しました.

 Alternative Medicine
この元のアイコンも十字のマークとなっていて、外国人などに病院に間違えられるため、東洋に伝統的な陰陽のマークにしました.日本では、東洋医学も盛んで、指圧、針、気功、漢方、ヨガなどの治療法はポピュラーです.


の他アイコンについて京都チームで意見の出ていること

-全体を通して、非常に具体的な形をしたアイコンと抽象的なアイコンが混ざっていますが、レベルを揃えていった方がいいのではないか?

-それぞれの環境文化的な背景が違うので、相当するようなアイコンがない、もしくは意味が違ってきたり、東洋人にはわかりにくいアイコンなど.
たとえば、京都にはいわゆるPublic Forest(NYCのCentral Parkのような)というのは植物園くらいしかないのですが、昔から神社仏閣は必ず背後に森、もしくは里山を携えており、これは宗教観の違いによるものでしょう.これらの森は、神聖かつ人が守らなければならないものでした.このような森のあり方は、今日大都市では薄れつつありますが、それでも、こんもりとした森があるところには多くの場合、神社仏閣があり都市の中でも一種の緩衝地帯(Urban Buffer)となっています.京都の文化史跡のアイコンはこのような豊かな森を備えたものを選びます.Gardenのアイコンなども西洋的です.

-エリアの表現に改善の余地あり.
たとえば、自転車分離道路やtraditional wayof lifeのアイコンなど

-ショップの定義と基準
Green ProductsやStrictly Green store, Partly Green Storeなども京都ではある基準を設定しました.Green Productsのアイコンはいわゆるグリーンショップとして、コンセプトそのものがGreenであるBody Shopや日本の伝統的天然素材しか使わない竹製品専門店や葦製品専門店などとします.Strictly Green storeは京都にはありません.隣の滋賀県には環境生協というところがありここは大変厳しくやっています. Partly Green Storeについてはトレイ、牛乳パック、ペットボトル、缶、瓶回収、買い物袋推奨のうち4つをクリアしているものに限ります.Recycle Shopにはいろんな種類がありますので、何の店か分かるようにします.また、京都は伝統産業が多くあり、数百年続いている店が多いのですが、これらもエコ的ならばのせます.アイコンについては京都GM完成すれば、いくつかの改善例を提示することができるでしょう.


12月6日に、京都北文化会館にてNGOフォーラムの一環として、京都グリーンマップエクスチェンジワークショップが開催されました.
ここでは、tennendesignの紹介からグリーンマップの制作に関しての技術的、方法論的なポイントの説明、討議が行われました.これから、どのようにグリーンマップを展開していくか考える上でも、大変有意義なワークショップであったと感じています.ご来場していただいた皆様、本当に有り難うございます.


現在、京都グリーンマップを販売中です.

A2版両面フルカラー印刷(もちろん、エコペーパーにエコインクを使用です)に京都全体図と詳細図3点という構成です.数にも限りがありますので確実に手に入れたい方は、tennendesign事務局までお名前、ご住所、お電話番号、冊数を明記の上、メール若しくはFAXでご注文下さい.
tennendesign 事務局長 右衛門佐(よもさ) 美佐子

yomosa@mbox.kyoto-inet.or.jp
fax: 075-702-6223


tennendesignホームページに戻る