サンキュー ホームページ(www.san9.jp)
その商売(考え)は、時代のニーズに合うのか
瞬時に判断する力と先を読む「勘」と目を養う事が大切
健 康 産 業 ・ 総 合 食 品
サ  ン  Q

株式会社サンキュー
代表取締役 上田 勝三氏

◆「恋とビジネスに国境はなし」自由発想で事業を展開」
八幡市の府道、淀・宇治線沿いにある『?サンキュー』は、コンビニエンス(独立店)セブンイレブンを初め多種多様な製品の開発から卸、小売まで広く手がけるユニークなお店。
戦後の厳しい時代に地元の小売商に勤め、朝は早くから夜遅くまで、地域消費者の立場にたって仕事に励み、一方広く国内商社との取引をはじめ、海外に貿易を行っていた経験により《恋とビジネスに国境はない》という上田社長のワクにとらわれない自由な発想で、創業当時よりそのユニークさが発揮される。「2~3年を目途にどんどんイメージチェンジしてきました」という社長のことばどおり、昭和41年、小売店に勤めるかたわら畜産農場を営み、6年後の昭和47年に独立、酒類販売免許を取得し、酒類販売店『上田商店』を開業。その後酒類販売をベースに一般食品販売も手がけ、組織変更とともに法人化し、?サンキュー(サンQ)を設立。夕食献立材料販売、食品販売ストアを展開し、別に酒専門店を開業、更に店舗を大改革し、少子高齢化に合わせ、楽しむ楽園『たんぽぽの里』・カラオケホールを作り、その傍ら寺子屋風『生涯学習』の多目的ホールを設け、パソコンサークルの展開と限りなく躍進され、現在に至っているが、その間37年のバラエティーに富んだ事業内容は、数え上げればきりがないほどだ。

◆異業種交流で、オリジナル商品の開発
現在『感謝の気持ちを忘れず、お客様のお役にたつ』ことをコンセプトに、もっとも力を入れているのが美容と健康食品。「これからは、健康をテーマにしたのが本流になってくる」との読みから、今後の布石として、米ぬかを使った化粧品や、食に欠かせないお酢、サンQ健康バーモント酢アポロ、など多種製品の販売事業を全国ネットで展開している。
また、異業種との交流により独自の健康商品開発も試みているという。現在開発されているものには、生産農家との共同開発したオーガニックフード(有機栽培食物)栽培による『サンQ銘茶や』や、酒造会社との共同開発の『特別限定醸造酒・京のみやげ・へそまがり』などがある。このように常にお客様の立場に立って、時代のニーズを早期に予測、次の展開を考える前向きな姿勢と、アイデアを形にしていく実行力が、このユニークな商法の秘訣と言えるだろう。

◆トンボの目とウサギの耳(アナログと光ファイバー)ミックス形商法
今までの販売促進は、社長自ら営業活動に加わり、東京を中心に奔走。話を聞きたい、商品を見たいという要望をうけ、見本を持って全国を回ってきた。「営業の基本は心と足ですからね。目標を決めそれに向けてコツコツやっていると、必ず実現するものですよ」と言い切って来た。現在はその心と足「アナログ」の、基本を忘れることなく「光ファイバー」とのミックス形商法でなければ成り立たないと言い切っておられる。
その根底には商品(商売)に対する熱意と、何よりも人とのネットワーク・コミュニケーションを大切に思う気持ちがあるからだろう。また「商売というのはその時代のニーズに合うかどうか、ウサギの耳で情報を収集し、トンボの目のように180度見渡し、瞬時に判断する「力」と先を読む「勘」と目を養うことが、如何に大切であるかです。そのためには、今どきナンセンスかのしれないが、不屈の精神・我慢し耐え続けることが大切です。また、自己の利益だけを考えるのではなく、消費者意識となり「三方よし」の教えを守り、消費者、生産者、商人、が心から喜べるような心がけで商売をしている、お店が繁栄につながって伝統を維持出来ると確信するものである。