京都産業のさきがけ



集書会社
明治5年4月村上勘兵衛、大黒屋太郎兵衛らが姉小路東洞院下ルに設置した日本最初の図書館。書籍販売も行った。閲覧時間は午前6時から午後10時まで、閲覧料は一日2銭だった。集書会社は京都府が明治5年9月に集書院を設置するまでの事業として発足、集書院が設立されると明治6年からその経営を任された。集書院は書庫と閲覧室、事務室からなる西洋式の二階建で、閲覧室のある貸本施設といった性格のものであったが、次第に経営困難となり、明治9年に再び京都府の直営となる。明治15年に閉鎖され、明治23年京都府教育会附属図書館の開館に伴って、その蔵書を下付した。





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