京都インターネット利用研究会12月例会報告

 

1.日時 : 平成10年12月9日(水)14:00〜16:00(開場 13:30)
2.場所 : (財)京都産業情報センター会議室 TEL(075)315−8677 )
京都市下京区中堂寺南町17 京都リサーチパーク内
3.内容 : セミナー
「メールの作法と上手な利用法」
オムロンソフトウェア株式会社
 安 東 努 氏
中村企画
 中村 長敬 氏
オフィスMYU
 宮奥 ゆかり 氏
12月例会は電子メールの基本とマナーから、便利な活用法についてオムロンソフトウエア(株)
安東努氏、オフィスMYU 宮奥ゆかり氏、中村企画 中村長敬氏にお話いただきました。

電子メール歴の長い安東さんは、インターネットメールの他に社内用でOUTLOOKメールを 使っておられます。このOUTLOOKはスケジュールの共有など、グループ内で利用するのに 便利です。文字修飾もできます。メールアカウントは社内用と私用の複数のメールアドレスをお 持ちです。 「メールは葉書と同じです。システム障害でメールが届かなかった場合など、この迷子メールは 特定のルールに従って意図しない人に配達されます。本当に恐いですね」というお言葉には実感 がこもっていました。

宮奥さんは、メールの基本と実体験でのエピソードをイラストを交えてお話いただきました。 メールの基本的なマナーとしては、 1.文頭にあいさつを最後には自分の名前を入れる 2.1行の文字数は35文字までにし、必ず自分で改行する(相手のメーラーによってはきちんと   改行されないことがあるため) 3.返事はなるべく早く書くこと の3点です。 また、メーリングリストに加入して、趣味の合った人と交流を図ってネットワークを広げることも ひとつの活用法です。 宮奥さんは、メールを使い始めて嬉しかったことは「メール友達ができた,遠くの友人に手軽に連絡 がとれる,様々なメーカーに直接意見を言うことができる,旦那様の会社に電話することなく連絡が とれる」と日常生活に溶け込んだメールの利用法を紹介されました。

「メールは目的に応じた軽快な使い方をする」が信条の中村長敬さんは、転送メール(UNOを利用) EUDOR PRO,NIFTY SERVEを使い分けておられます。 転送メールは、3件まで転送先を設定でき、いつでもどんなネットワーク環境でも、急ぎのメール は読めます。 EUDORA PROは複数のメールボックスを巡回して、一挙にメールが取れることから文書管理に便利 です。 会員250万人のパソコン通信NIFTY SERVEは、インターネットのような情報漏れや不達が少ない ことから、ネットワークの高い信頼性を得ています。例えば「フォーラムで質問をすると当たりは ずれのない答えが返ってくる、過去に同じような質問があったらそれを参考にできます。」とその 特長を活かした使い方を紹介いただきました。