京都インターネット利用研究会9月例会報告
日本全国で3000社とも言われるプロバイダー数、ユーザー数は年内には1400万に、 インターネット市場への参加企業は98年は69%、99年には85%に、と予想される 数字は確実にインターネットが興味からビジネスに広がっていることを物語っています。 しかし企業内への導入の実態をみますと情報収集が60%で基幹業務への導入は まだわずかです。 ここでインターネットを使ってできるビジネスの内容を見てみますと、 企業間のトランズアクション、デジタルコンテンツ、広告宣ト情報発信が大きく上げられ ますが、数字では、インフラ30百万ドル、アクセス33百万ドル、コンテンツ37百万ドル、 財務サービス(日本ではまだ始まったばかりです)23百万ドル、ビジネス間百万ドル、 とまだこれからの展開次第、といえるでしょう。 ここまで発展と広がりが見えているインターネットですが、その爆発的な普及は、 WWWの技術なしでは考えられません。そこには民間の会計ソフトの必要性、という アメリカの税システムが現実の普及を支えた実態としてありました。 これからこのWebをどう見るかがビジネス展開のポイントでしょう。 インターネットは元々自分で見に行く、自分で発信する、という能動的なものでしたが、 テクノロジーと呼ばれる、“向こうから呼びにきてくれる”というインターネットのスタイル も出てきました。 イスラエルの会社バックウェッブが開発したものでWebのブラウジングで利用できるの で、社内広報的な利用が大きいのでは、と見ています。 PUSHテクノロジーの一つにソフト、写真、音楽、アニメなど多岐に渡ったデジタルコン テンツの配信がありますが、見たい、知りたいコンテンツがあること・インタラクティブ性の 活用・決済・告知手段、がはっきり捉えられていることが、成功のコツでしょう。 |