京都インターネット利用研究会1月例会報告

 

1.日時: 平成10年1月19日(月) 14:00〜16:00(開場 13:30)

2.場所:マリアージュ(アバンティ8F)

       京都市南区烏丸通り(新幹線京都駅前)

TEL(075)672ー1101

3.内容:「ネットワークを駆使したアウトソーシング」

日本アウトソーシング(株)
ゼネラルマネージャー 小澤 稔弘 氏

98年1月の例会は、一昨年”まちこの街”で講演なさった小澤さんが
今回は、日本アウトソーシング(株)のゼネラルマネジャーとして
東京からの講演でした。

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日本アウトソーシング(株)は、業種別のアウトソーシングを統括する会社
として97年8月に設立されました。会社のキーポイントは、

1.総合 多岐にわたった業種の要求に応えられること
2.人材
3.業務ノウハウ 外からノウハウを買うことで、それによって・古い常識を捨てて
大胆なステップを踏み出す、ことを可能にしてきています。

今マスコミを賑わせているこの人材と産業界のアウトソーシング形態は、

1.新しいテクノロジー
2.新しい消費者
3.新しい企業行動 ーー 組織と意識の変革に応える必要性から生まれました。

その形態の中心原動力は、スピード、データ、発展、で従来のピラミッド型の
組織からアウトソーシング型組織の構造へと変革しています。スピード、の例
として、3分の1のコストダウンで従来より優秀な機能を発揮しているアメリカの
PBX社の情報システム部門をご紹介いただきました。

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※参考 アメリカのアウトソーシングの経緯

86〜90 アウトソーシングの普及
91〜95 アウトソーシングの徹底と外部ネットワークの活用

パートナー概念が薄く、日本型企業経営慣行や規制の残る日本社会ですが、
アウトソーシングを成功させるには、パートナーのアウトソーサー側と依頼者の
業務や設備が完全に切り離されていることで、そうでなくてはそこにチエック
業務が生じ非効率なものとなりがちです。また、責任所在を明確にしておく
こともポイントの一つです。

95年阪神大震災後、日本人の意識は大きく変わりました。
企業もその変化に応えるために、悩み、そして努力してきました。
今回のご講演は、その形態を実現化して見せて下さった内容でした。

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会場の様子: 今回の例会は、例会直前に駆けつける方々、メモを取る
方々と時のテーマの例会らしく、東京から予定を変更して
お越し下さいました12月例会の講師、NECモバイルコミュニ
ケーション事業部の大原部長が熱心にメモを取っていらした
お姿が印象的でしたし、その横では秘書の川上さんが、
モバイルでメモを打ってらしたのも、ネットの時代を感じさせら
れました。

 

参加会員さんの声: ・聞きごたえのある講演でした。
自分の会社とどうこう・・と言うのではなく、新業種
[サービス]の誕生の話として、大変面白かったです。

資料のアップの日を、楽しみにしております。
 
・「会社のモジュール化」とでも表現すればいいでしょうか。
 これからの企業のスタイルのひとつになりそうですね。