京都インターネット利用研究会4月例会報告

日 時 平成9年4月23日(水) 14:00〜16:00(開場:13時30分)


場 所 京都リサーチパーク、サイエンスセンタービル(4F)

TEL075−322−7800
京都市下京区中堂寺町17(JR丹波口から徒歩5分)

講  演 ”インターネットの最近の動向”
    京都大学大型計算機センター  工学博士 金澤 正憲氏

司  会 藤原 (あかねの会)
     パソコン操作 山口(情報化推進部),矢是(オムロン)

1.事務局からのお知らせ 
 (1)ファミリーID
  親ID一つに対して10個までのファミリーIDがいけます。
  1台のパソコンを複数でお使いの方に便利です。
  1000円/ID 12,000円/年
   http://www.joho-kyoto.or.jp/~suisin/information/index_02.html
 (2)4月から京都メディアステーションに検索ページ新設
   http://www.joho-kyoto.or.jp


2.京の逸品  円地さん(アドプロ)

 新販路の開拓、テストの場所としてご利用下さい。
 目標件数は1000件です。



3. 京都限定!インターネット有効活用マガジン


  ★井戸端会議 アドルック
  ”井戸端会議”のご案内 山本さん(アドルック)
  アクセスが増えない、売上がのびない、という声から生まれた企画です。


4. 利用研究会の活動  中村さん
 利用研究会としてインターネットとは?
 という時期は過ぎ、今年は、ビジネスレベルに持っていく段階に入りました。

 (1)アドプロさんの京の逸品、アドルックさんの井戸端会議の企画が出てきました。
 (2)利用しやすい形にしました。
   ファミリーIDをご利用下さい。
 (3)インターネットお助け隊がお手伝いします。
   10数名のエンジェルが誕生しました。
 (4)5月27日 総会後例会です。
   事業報告と計画
   是非ご参加下さい。


5. 講演 インターネット最近の動向  金澤 先生

 ●最近のホームページの特徴
 イ 宣伝ビラ、広報など既存のものの電子化
 ロ ひまわりの画像のような既存の情報を配布可能にした
 ハ 既存+α
 ニ 新聞に代表される新聞より新しいメディアとして
 ホ 音声メディア
 ヘ 動画1 おなじみのJAVAです
 ト 動画2 映像に近いものをみせます
 チ 検索機能
 リ 予約  JALの2週間前の割引サービス
 ヌ Shopping

 ●京都大学図書館の紹介
  国宝 今昔物語集
         拡大して現物を読むことができます。
         このような書物をインターネットに載せるには
         数千万円の莫大な費用がかかります。

 ●検索エンジンの傾向
  検索エンジンの代表Yahooでは大量の件数がでてきて
  目的にたどりつきにくいことから、最近では
  各メディア毎に検索エンジンを持つようになってきました。
  Kyoto Media Stationもその一つです。
  今後の要望は、他サーバーとの連携検索でしょう。

 ○結論 情報には費用がかかっている
     情報に代価を払うシステムができないものか?

 ○WWWが世界を変える
   今まで---今までのホームページの利用は、カタログの様な
         情報化の過程にある既存のものの電子化であり、
         以前の不便な所を改善していくという
         手法がとられている。
   これから---WWWによって今までの距離的、容量的な制限が
          なくなり、社会活動に対してどの様な社会的インパクトを
          与えるか? でしょう。

          ※百科辞典は画期的によくなると考えられます。
           十分な説明が可能、関連項目はクリックで瞬時に
           飛んでいける、動画、映像、音響や音声により
           空間に広がることができる。

          電話で遠くまで声が届くようになった。
          ラジオで多くの人に声を一斉に伝えることができるようになった。
          TVでは、遠くの多くの人に映像と声を一斉に伝えることが
          できるようになった。
          WWWで遠くの複数の人に必要な情報を提供できるようになった。
          もっと新しい、今までと発想と異なる情報を提供することが
          可能になるのではないだろうか?