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【意欲的商業者グループ支援事業から】
おかみさんたちの危機感が商店街を救う!
日替わりシェフの店「八島いっぷく亭」
八島おかみさん会会長 伊庭節子さん


八島おかみさん会
会長 伊庭節子さん
●「八島いっぷく亭」は日替わりシェフのユニークなお店だとお伺いしましたが…。

 料理が得意なんだけれど腕を振るう機会がない」「自分が開発した新メニューを誰かに食べてもらいたい」。そう考えている人って結構多いと思うんです。そんな腕自慢のお父さんお母さんたちに、八島商店街の空き店舗を利用して一日シェフになってもらおうというのが「八島いっぷく亭」の運営趣旨です。メニューはその日のシェフにお任せしていますが、自家栽培している新鮮な野菜を使った五目炒飯、採れたてのサザエやアワビを使った海鮮メニューなど、他店ではなかなかお目にかかれないオリジナル品ばかり。現在、地域内外から約18名のシェフ登録があります。これからも多くの皆さんに参加を呼びかけたいと思っています。


●いっぷく亭を運営している「八島おかみさん会」の活動についてお聞かせください。

  もともと八島商店街は海軍とともに発展した伝統ある商店街で、舞鶴市の中で最も賑わいのある所の一つと言われていました。でも、大型量販店の進出や消費者ニーズの多様化などで、商店街の空き店舗が目立つようになったんです。そんなときに出会ったのが、主婦の力で浅草の商店街を元気にしているグループの皆さん。そして「店の奥にこもって不平を言うのが“奥さん”、おもてのこともよく知って積極的に行動するのが“おかみさん”」という言葉を聞いて、すぐに商店街の仲間に呼びかけて「八島おかみさん会」を立ち上げました。平成3年のことです。閉店後にみんなが集まって、いろんな話をするだけでも情報量が何十倍にもなるんです。これまでに舞鶴のグルメ観光マップを作成したり、京都市内や大阪市内に観光PRに出かけたりと、私たち“おかみさん”と地域社会が一体となってさまざまな活動に取り組んできました。


●おかみさん会の活動の一つの集大成が、「八島いっぷく亭」の開店なんですね。

  おかみさん会では、いろんな集客イベントを開催してきましたが、あるとき一人のお客さんから「商店街の中に高齢者がくつろげる場所がない」という意見が寄せられたんです。商店街の存在価値って、地域の人たちとの集いの場、コミュニケーションの場を提供することではないでしょうか。その部分だけは、絶対に量販店には負けられないって思ったんです。お店に「いっぷく」という名前を付けたのは、地域の皆さんにゆっくりとくつろいでほしいという願いを込めたもの。ランチタイム以外にも、午後5時までコーヒータイムを設け、多くの人たちに気軽に足を運んでもらえるようにしています。最近では、「面白いことをやってるな」と口コミで噂が広がり、地域外からの固定ファンも増えました。


●平成17年度「意欲的商業者グループ支援事業(魅力ある店舗づくり事業)」の助成対象となっていかがでしたか。

  私たちの活動は間違ってなかったんだということ。せっかく行政から認めてもらったのだから、「このまま中途半端に終わらせるわけにはいかないぞ」という責任感・緊張感をもって取り組んでいます。また、支援事業の認定を受けることで知名度が高まり、さまざまな地域活性化グループとの交流の輪が広がりました。結果として、八島商店街の一人ひとりが、「自分たちのまちを何とかしなければ…」と考え直す一つのきっかけとなり、本当に良かったと思っています。


●今後の活動の抱負や目標などがあれば、お聞かせください。

  八島商店街にはほかにもまだ空き店舗があるので、いっぷく亭で培ったノウハウを生かして、例えば着物のリフォームやおもちゃの修理、家具のメンテナンスなど、皆さんの特技を生かせる場所、みんなが輝ける場所を日替わり、あるいは1週間単位ぐらいで提供していけたら、と思っています。これからも、八島のおかみさんならではの活動を展開していこうと考えていますので、どうぞご注目ください!


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