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●商店街の現状についてお聞かせください。 この商店街は歴史も古く、明治以前から形づくられ、戦後は「東の錦」と呼ばれたこともあります。生鮮食料品店が80%を占めています。現在、地域消費者の商圏外への移動が激しく、各商店の経営はきびしい状況といえます。 平成8年に京都では初めてのポイントカード方式を導入、地域住民と密着した関係づくりを再構築する施策を打ってきました。現在、商店街としては空き店舗対策、後継者の育成などを重点に打ち手を考えています。 ●今回の事業概要について 現在、商店街への集客を最優先課題として、いろいろな企画を考えています。しかしながら、この地区のお客様である主婦の70%が勤めに出ています。従って営業日や営業時間については、土、日曜・祝日の営業を検討せざるをえません。また、観光客や一見客の取り込みもできると考えています。 昨年、新店舗として八百屋が2軒と整体医院が新しく開店しました。整体医院は、周辺住民の高齢化もあり、お客様を引き込む力が強く、予約が必要なほど盛況です。 食料・日用品を中心とした品揃えで、スーパーやコンビニではないお客様とのコミュニケーションがとれる、顏が見える関係づくりを目指しています。 ●レジ袋「東山パッケージ」について
(公財)京都産業21の支援を受けて、若手商店主を中心に委員会をつくり、事業展開を進めています。この事業は、ゴミ減量とレジ袋の環境問題に配慮した“マイバッグ”をお客様に無料で提供しています。そして、マイバッグを持参された買い物客には特典をつけるといった企画を実施しています。 第2弾として、新しいデザインのマイバッグを1,000枚製作し、来店を促進する新たな仕掛けを検討しています。このマイバッグによる環境への意識づけが、周辺商店街に波及すれば意義深いことと思っています。 また、これからの企画として、商店のオリジナルなブランドづくりを考え集客に結びつけられたらと考えています。 ●現状の「東山パッケージ」に対する成果について 各商店の店主が一丸となっていい企画を立案し、集客に力を増していくことが大事です。まずはお客様にこの商店街に来ていただくことです。そのためにも営業時間を延長し、夜7時までは各店舗がオープンしていることです。そして、商店主の意気込みがあってこそいろんな打ち手が出てくるのだと思います。 京都大学医学部の協力を得て、納豆やアロエなど各店舗の「一品」情報を店頭で紹介しています。これは有意義な情報提供として、豊かな健康生活を応援することになり、新たな切り口による企画ということで、いろいろなメディアにとりあげられて、話題になりました。今後は、さらにテーマに合わせたオリジナル商品・ブランドの開発をすすめ、この事業を継続して、いい結果を残したいと思っています。 ●今後の商店街のビジョンについて
歓楽街が近く、地下鉄の駅もそばにあり交通の便もよい商店街です。住むにしても商売をするにしても、この地ほどいい条件がそろっている所はないと思っています。商店街の改革は、小手先の方法ではどうにもならない状況にあると思っています。現在の事業をしっかり継続し、集客・販売促進に努めることに加え、個々の店主が将来の商店街について真剣に考え、行動することで未来が拓けてくるものと考えています。
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