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●今回のイベントを企画された背景・経緯などをお聞かせください。 この地域は、日本三景・天橋立という大きな観光資源を中心に経済がなりたっています。地域の商業・小売業も観光産業を核とした宿泊、飲食、水産加工、お土産品などが中心になります。そして、この地域を府中といいますが、それはかつて国府が置かれていたことに由来します。従って、イベントを企画するにあたって、単に観光ということだけでなく、奥の深い地域の歴史や誇りを掘り起したいと考えました。 地域の商業は、少子化・後継者問題など、きびしい状況の中、地域の魅力やプライド等を底上げしなければいけないという課題があります。今回のイベントは、歴史と文化を先導してきたこの府中の魅力と誇りを見つめ直すきっかけになればという強い思いから企画しました。 ●このイベントはどのような発想から生まれたのですか。 この地区は、かつては海水浴客で賑わい、夜間営業の店も多くありましたが、最近では海水浴客も減少し、夜間は何もない所になりました。せめて8月の1〜2日は、夜間営業ができるイベントがあってもいいのではないかと考えました。 夏のイベントということで、手作りの「あかり」をテーマに夜の賑わいを創出するというイベントにしました。灯籠づくりは、平成16年の台風23号で被害を受けた天橋立の倒松材を再利用しました。倒松材で製作した灯籠200基は、まわりを和紙で囲み、そして子供たちが絵を描きました。また、地区内の雑竹林も利用して竹灯籠2500基も製作しました。そして、これらの灯籠で町を美しくライトアップしたのです。 ストリートパフォーマンスや「府中楽市」と銘打った模擬店村を開設しました。会場内では、環境にやさしい液体石けんによるシャボン玉を数多く噴出させ、これをライトアップすることで、幻想的な世界を演出して、大いに盛り上がりました。
●イベントを終えての成果・感想について 今年で2回目のこのイベントは、地区の人たちが区民参加・交流型の地域イベントとして、積極的に参加、楽しんでいただきました。地区人口が2400人の中、1000人の参加があり、地区のイベントとして認められてきたと思っています。 今回は公益財団法人京都産業21からの助成金を得ることができましたので、イベントを推進していく弾みになり、大いに助かりました。また、ボランティア協力などもあり、関係者の一体感が生まれてきたことも大きな成果だと思います。
●今後のイベント活動・展開などについて ひとつのストーリー性でイベントが展開できればと思います。また、基本コンセプトは変えずに、スケールアップを図りたいと考えています。天橋立の方まで灯籠で光りをつなぎ、面的にも広げていきたいと思います。500年程前、雪舟が描いた国宝「天橋立図」が残っています。その絵を見ると、室町時代の後半府中は丹後地方の中で一番栄えていた所と考えられます。私たちが目指すのは往時の賑わった時代の府中の町です。イベントをかつての賑わいを取り戻す町づくりにつなげていきたいと考えています。
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