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仕入れの視点は、「こんな商品あったらいいな」
伏見大手筋商店街の中ほどに店を構える生活雑貨店『わだかつ』。店内には、フライパンや鍋、ケーキ用品などのほか、季節感あふれるインテリア小物類、高齢者が使用するシルバーカー(手押し車)など多様な雑貨がぎっしりと並ぶ。品揃えのポイントは、「底が浅くならないこと、こだわりの目に応えられる商品」、そして「お客様に“ワクワク感”を提供できること」と社長の和田さん。
例えば、ティーポット。「こんなかわいいティーポットを使って、休みの日などのブランチタイムやティータイムを過ごすと、ゆったりとした心豊かな時間になるだろうな」と想像をかき立てるような仕入れを心がけている。顧客それぞれの生活環境に楽しさや潤いを感じさせるストーリーを想定することで、お客様の共感を得ている。
きれいと健康をテーマに、感動空間を提供
空間や時間、カタチのないサービスが大切だと考え、若い女性を中心にヒットの兆しがある「マクロビオティック」※1の料理教室を開催し、「きれいと健康」を提案している。また、3月からは、台所に埋もれがちの圧力鍋を持ってきてもらって、もっと上手に使いこなすための料理教室を月に1回開催する予定だ。「きれいと健康と食の安全」をテーマに、梅農家の方に講師をしていただく梅干教室、EM菌※2の土壌で作られた野菜のプレゼントなどいろいろな企画を考えている。
また、商品についての情報や意見、「こんな商品がほしい」という要望をくみあげ、お客様と価値観を共有できる交流空間を店内につくろうと考えている。「あの店に行けば、ワクワクすることに出会えるワ」と、常にお客様のほうを向いたサービスの提案が好感を呼んでいるようだ。
※1 陰陽の原理を取り入れた自然食中心の食生活に基づく長寿法の一つ。
※2 有用微生物の総称。土に散布すると腐敗型から発酵型へと導き、抗酸化によって病虫害に強い樹体をつくり、果実の品質の向上などに役立つ。
売れるホームページを模索
ホームページには特に力を注いでいる。「今週のおすすめ商品」や「私のお気に入り」などのコーナーで、スタッフが厳選したアイテムを紹介しているほか、毎週金曜日に発行しているメルマガ「おかみさんの知恵袋」では美容や健康についての豆知識、暮らしにまつわるさまざまな知恵・雑学など、主婦ならではの視点で掲載している。肩ひじを張らずに読むことができ、思わず「なるほど」と納得してしまう内容が好評で、毎週の更新を楽しみにしている読者も多いという。
今まで「店頭販売でないと」とこだわっていたシルバーカーも2月後半よりページアップさせ、「ホームページを通して、多くのお客様に感動を提供したい」「店頭接客の細やかさを伝えたい」という熱い思い入れを語る和田さん。ホームページをうまく活かして、スタッフの人柄や考え方、価値観にまで踏み込んだ情報発信をすることで、固定ファンを増やすことにつながっている。
本当に良いモノ、本当に支持されるモノは!?
伏見大手筋商店街の付近には、史跡や酒蔵などの観光名所がたくさん存在する。「特別な名産品を用意する必要はないんですヨ」と同店では、レモンやニンニクのしぼり器や火鉢や五徳、厄除け火箸など、昔ながらの定番商品も常に絶やさないように揃えている。
雑貨が好き、お客様と接するのが好きという和田さん。「好きこそものの上手なれ」という格言があるが、まさに自分自身があきないを楽しむことで新しいアイデアが生まれ、それを実践することで、お客様から絶大な支持を得ることにつながっているのだろう。
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