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シャツ専門店 谷口シャツ

クオリティーの高い商品と徹底した顧客管理で
信頼を売っています

 店主
店員の横顔
店長 谷口仁一・亜維子 夫妻
専務 谷口麗子 さん

◆ プロの技術と心のこもった販売がモットー

店内 河原町通松原下ルにある「谷口シャツ」は、オーダー・シャツの専門店。生地やデザインの豊富さと丁寧な仕立てにより、クオリティーの高い商品として人気を得ている。
明治10年の創業当初は、足袋や厚司◇あつし※◇を仕立てていたが、大正10年、来たる洋装時代にいち早く目をつけた2代目が、ワイシャツの仕立てに切り替えた。「2代目は外国人からワイシャツを譲り受け裁断し、研究を重ねてシャツ作りを始めたんです。職人としての長年の経験から、勘でその人にぴったり合うシャツを作ったそうですよ」と専務の谷口麗子さん。それが店の実績につながったという。
河原町通りに面する恵まれた立地は、反面、百貨店などが競合している地域だけに店の個性や商品力が求められる。「技術はもちろんのこと、百貨店に負けない品揃えでお客様に満足していただくことを第一に考えています」というのは、店長の谷口仁一さん。
店内に並ぶ2000種以上の生地は、輸入物を含め綿、シルクなど様々。壁面には衿型、カウス型を立体的に展示し、一目で好みの型を選べるようにしている。また衿型はフォーマルからカジュアルまで幅広く、その数は60種類。完全誂えのロイヤルオーダーを中心に、既製品シャツ、また今年2月からはお手頃価格のイージーオーダーも取り扱っている。 「細部にわたって名人芸が生かされた“プロの技術と心の通った販売”がモットーです。お客様の声をシャツづくりに生かし、販売方法も百貨店など大型店のマニュアル化されたものではなく、お一人おひとりの個性を引き出せるよう、適切なアドバイスを心掛けています」と語る。
※厚くて丈夫な平地の木綿織で、仕事着・はんてん・前掛などに用いる

店内 ◆ 安定した顧客を持つ秘密は採寸カードに…
 インターネット通販にも関心


現在、顧客は約4000人。2〜3世代にわたっての常連客も多く30年間に270枚ものシャツを作った顧客も。戦後ピーク時には京都市内に約30軒ほどあったシャツ専門店だが、既製品に押されたり、後継者不足から今では5軒程に。そうしたなかで今もなお多くのファンを持つ、その秘訣は徹底した顧客管理にある。採寸カードに顧客のサイズはもちろん、生地の種類、付属品など製作上の必要事項をすべて書き込み、シャツのタグにその日付けや製造番号を入れる。「何枚目のシャツか、その方の色の好みや上着には何を合わせられるかなど、全部分かるようにしておくんです。お客様の箪笥の中まで分かるんですよ(笑)。それだけにトータルでアドバイスできます」と専務。
『常に新しいデザインを取り入れ、着心地を追及する』という妥協を許さない職人気質の製品づくりが、安定した人気へと結び付いているようだ。
「シャツは生き物と一緒、感性にあった商品を着てもらうことが大事なんです」と微笑む谷口店長。誂えシャツの販路拡大を目指し、インターネット通販にも取り組むなど積極的だ。「時代を通して常に新しいデザインを顧客に提案していきたいですね」と話すその爽やかさと、店の家族的な雰囲気も人気のひとつなのだろう。


店外観 谷口シャツ

■京都市下京区河原町通松原下ル西側
■営業時間/午前9時〜午後7時
■定休日/日曜日・祝日
■TEL.075-351-7794
■URL. http://www7.ocn.ne.jp/~shirtya/



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