HOME | ビデオ|講座|空店舗|繁盛店|情報誌|京の商店街・グループ|業務内容|春夏冬|名店街|リンク
![]()
|
和食に合うワインづくりでこだわりのファンを獲得 丹波ワインの農園と醸造所は、京都府の北西部・京丹波町にある。ワイン愛好家だった故黒井哲夫氏が昭和54(1979)年に丹波ワイン株式会社を設立した。丹波の美しい自然が残るこの地区は、昼と夜の気温差があり、ぶどう栽培に適した有機質の土壌である。ぶどう栽培はその年の気象条件に左右されるため、安定した品質のぶどう作りには神経を使うという。創業者が京料理・和食にマッチしたワインづくりを追究し、その理念は3代目の現社長に引き継がれ丹波ワインファンを増やしている。
販売の基本は問屋を通して、一般酒販小売店、デパート、レストランなどに販売、インターネットでエンドユーザーに直接販売も行っている。京都ブランドのクオリティを守るため、量は追究していない。そのため販売促進活動などについては、積極的な活動は行っていない。メーカーとしてエンドユーザーへの情報提供や、新しいワインや食材に対する提案を行うことを重視している。
ワイナリーとして、アンテナショップとして お客様にワインを知っていただく、楽しんでいただくために、ぶどう園と醸造所を公開している。また、丹波ワインハウス「ぶどうの郷」は日本の食文化とワインのマッチングを楽しむことができるスペースとなっている。「ぶどうの市場」では、丹波ワイン全商品、丹波ワインが提案する和趣な小物や雑貨、器、丹波の街道銘菓・産品などや厳選されたハム・ソーセージなどのワインに合う食材も並べられ、ワイン好きにはたまらないスペースとなっている。月1回開催するレストランでのイベントは、常連客でにぎわっている。地元京都と近畿圏を中心に年間5万人の来場者があり、情報発信拠点・アンテナショップとなっている。
地産地消の食材とワインを組み合わせた食文化を提案する この丹波地域は、黒豆、野菜、丹波牛、地鶏など良質な食材を産出している。「食の宝庫」として、京都の食文化を支えてきた。近隣にある「食彩の工房」の施設を利用して、京都・大阪・東京のマーケットへ、食のプレゼンテーションを展開していく新しい会社の立ち上げも進行中だ。この地区は、地元の食材を購入することはできるが、料理を楽しむところはまだまだ少ない。地産地消の食材とワインを楽しんでいただくレストランなどの拠点づくりも手がけたいという。そのために地元の人だけでなく、京都の料理人や東京のスタッフなどの知恵を結集して、取り組みを始めている。その一例として、ワインをたっぷり飲んで育った豚「丹波葡萄豚」を丹波ブランドとして育てていく計画が進んでいる。まもなく、「丹波葡萄豚」を使った数種類のメニューも登場する。「この地域の食文化の創造に積極的にかかわっていきたい」と黒井社長の目が輝く。
今後の事業展開、抱負など 創業の精神、ワインづくりのこだわりや企業コンセプトの「楽しみの創造」は変わることはなく、さらにこの理念を高めていくという進取な姿勢がうかがえる。新しい試みに対しても積極的である。たとえば、同志社大学とのコラボレーションによるワイン販売など、ユニークな試みもある。今後は、良質のワインをつくることは当然として、黒井社長は、「ワインを楽しむコンテンツを増やしていかなければ、ワイン文化がだめになる」と、話す。若い社長の「楽しみの創造」はどんな展開をみせるのか、今後が大いに楽しみである。 |
|
丹波ワイン株式会社 |