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和雑貨
すてきにほん

懐かしさが新しい!
和みのある暮らし雑貨の提案で全国展開


社長 社長の横顔
井澤一清さん 39才
【趣味】  トライアスロン、自転車ツーリング
【経営理念】現代に生きる和の提案
【今後の取り組み】
全国にはまだまだ優れた商品や素材がたくさん埋もれている。現在取り組んでいる若手作家の作品展をもっと大きく広げ、和風雑貨の新しい分野を追求していきたい。また、フランチャイズ化にも積極的に取り組み、10店舗を今後は30店舗に伸ばしていく予定。

観光みやげから生活和雑貨への転換に生き残りをかける!
 競合店がひしめき合う中にあって、他店にはないオリジナリティあふれる和雑貨を取り扱って人気を集めているのが『すてきにほん』。広くオープンな店内には、和紙を使った電気スタンドや時計、着物の古布を使った携帯電話ケース、かわいらしいミニ盆栽など、生活感のある和雑貨がぎっしりと並ぶ。
 同店は、観光地などにみやげ品を卸す和風小物メーカーだったが、現社長の井澤氏が店を引き継いだ3年前から方針を転換。店の呼び名も『すてきにほん』と、親しみやすさと店のコンセプトをより明確にアピールした。「観光客のニーズが多様化する中で、単なる京都のみやげ店というスタンスでは生き残れない」。ふだんの暮らしの中で使える和雑貨を提案することによって、若者にまで顧客の間口が広がったという。

良い素材は足で探し、素材が生きる商品づくりを工夫せよ!
店内1 商品の素材は、京都という枠にとらわれず、良いものがあればどこの素材でも取り入れ、素材が生きる新しい商品を作り出す。「産地のこだわりを前面に押し出すことによって、商品構成が豊かになり購買意欲を生む」と井澤氏。現在、全国50以上の産地と取り引きがあり、そのほとんどが社長自ら現地に足を運んで、直接目で確かめ、吟味を重ねたものだという。
 四季折々、たとえば冬の季節なら土もの鍋や小皿セットのコーナーを店内に設けるなど、2〜3カ月ごとに季節に適した商品を揃え陳列をこまめに変えている。「店づくりのこだわり」「商材のこだわり」、この2つの徹底したこだわりが固定客の獲得に結びついているのだろう。

“和風の味付け”へのこだわりが商品のブランド価値を高める
 商品に対するこだわりの姿勢は、卸先への卸し方にも表れ、同店では、他の商品に埋もれてしまう可能性のある単品での卸売はしない。「一品一品バラバラに売るのでなく、すべての商品を大きなカテゴリーと考えています」。オンリーショップを目指すこだわりも、和雑貨のブランド価値を高めるイメージ戦略の一つといえる。
 現在、直営店は京都、東京、大阪、名古屋など10店舗。百貨店やショッピングセンターなど、集客力のある商業集積を中心に出店している。特に百貨店などは、顧客層が広く、和風の生活スタイルを提案する場としてはぴったりなのだという。今後はフランチャイズ化に向け、人口の多い都心部に、まずは30店舗展開を目指していく方針だ。

真似できない取り組みで、消費者ニーズを牽引
店内1 「消費者のニーズに合わせるのではなく、自分たちの企画した商品がニーズを生み出せれば」と井澤氏。パソコン業界のように、メーカーや販売店が市場を牽引できる仕組みをつくりたいと話す。地域に埋もれている若手作家の作品展を企画開催しているほか、今後は茶店を併設した店舗づくりや文化教室、講演会など、和雑貨店として他店にはない独自の取り組みを進めていくことにしている。
 単なる京みやげ店からの脱却を果たし、ユニークな和雑貨を提供して売り上げを伸ばす『すてきにほん』。すべてが洋風化した現代社会で、和のおしゃれな生活を提案するスタイルが消費者の琴線にふれているのだろう。

店外観 (株)落柿舎
和みのある和雑貨を豊富に取り揃える店。和紙の時計や電気スタンド、古布を取り入れたカレンダーなど、小粋で斬新なコンセプトが人気を呼んでいる。

■会社設立/昭和49年4月
■社員数/10名
■京都市中京区西ノ京西中合町62
■TEL/075-801-5231
■FAX/075-842-1512
■URL/http://www.rakushisha.co.jp
■E-mail/info@pakushisya.co.jp
■営業時間/午前10時〜午後8時 京都西店(店舗により異なる)
■定休日/無休 京都西店(店舗により異なる)



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