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かまぼこ
株式会社 嶋七

いつまでも『舞鶴のかまぼこ』の味を覚えていてほしい


代表取締役
嶋田克己 氏

『舞鶴のかまぼこ』を思い出してほしい

京都の海の玄関、舞鶴。漁港が多く、日本海で獲れた海産物が市場をにぎわせている。その豊富な魚介類の副産物として作られていた『かまぼこ』は舞鶴の名産品のひとつである。しかし、過去30軒もあったかまぼこ屋も今では片手で数えるほどにまで減少し、その知名度も低くなっていった。

そんな中、多くの人に『舞鶴のかまぼこ』を再び知ってもらうため、昔ながらの製法でその味を伝えているのが嶋七だ。近年では、ネット販売にも積極的に取り組んでいる。「ネット販売も最初はなかなか反応がありませんでした。しかし、以前舞鶴に住んでいた方が『懐かしい』といって注文してくださったり、口コミで評判が広がったりと、ネットからの注文も年々増えてきています」と4代目の嶋田克己さんは語る。


諦めずに追及し続けたこだわり

『舞鶴のかまぼこ』を伝える。そのために欠かせないものは、昔ながらの味を守り続けることだった。「現在の『かまぼこ』の原料は安価で大量生産ができる『冷凍すり身』が主流です。しかし、私たちは舞鶴近海の新鮮な魚介類から作った『生すり身』を使い、代々伝わってきた製法にこだわり続けました」。

その努力が実を結び、『生すり身』を使うことで生まれるプリプリっとした歯ごたえと、天然塩のまろやかな味わいが見事に調和した『嶋七のかまぼこ』は人気をよび、その食感と味が忘れられないと、全国各地から注文が舞い込むようになった。「お客様の多くは舞鶴にゆかりのあった方。それだけふるさとの味というのは、忘れられない味なのでしょう。原材料の高騰など問題はありますが、近海の魚介類がある限り、この製法を守り続けていきたいと思います」。


『舞鶴のかまぼこ』を覚えていてもらうために

『嶋七のかまぼこ』を求める人は増え、その名も広まっていった。2006年には『舞鶴かまぼこ』が地域ブランドに認定され、その翌年には『舞鶴名産かまぼこ 御蒲鉾』が全国かまぼこ品評会で大阪府知事賞を受賞した。名実ともに『嶋七のかまぼこ』が、舞鶴の名産品として認められた証である。

しかし、そこで満足してはいけないと、新たな商品開発、そして、ニーズに合わせた商品展開も怠ってはいない。「ただ『かまぼこ』を売っているだけでは、過去と同じ道を歩んでしまうと思います。私どもが考えなければいけないのは、『舞鶴のかまぼこ』をいつまでも、多くの人に食べてもらうために何をすればいいのか、ということ。創作かまぼこ『舞鶴かに物語』や春夏秋冬、季節に応じた『季節商品』の販売が私なりのひとつの答えです」。


次世代へ伝えるふるさとの味

嶋田さんには強い思いがある。それは、舞鶴の子どもたちに、『舞鶴のかまぼこ』をふるさとの味として覚えていてもらうこと。そして、その味をまた次の世代へと受け継いでもらうことである。「お客様から『舞鶴のかまぼこがおいしいことがよくわかった』、『やっぱりふるさとの味が一番』ということを言ってもらったことがあります。うれしかったですね。『嶋七のかまぼこ』には、昔ながらの舞鶴の味、ふるさとの味が出ているのだと実感しました」。

その味を守り続けて、今の子どもたちにも、ふるさとの味として覚えてもらい、何年か経ち、大人になって『ふるさとの味が一番』と笑顔で言ってもらえれば、これ以上の喜びはありません」。嶋田さんの嶋七への思いがある限り、それはいつまでも舞鶴の人々にとって、ふるさとの味であり続けるに違いない。


株式会社 嶋七

〒624-0855
京都府舞鶴市北田辺118-21
■TEL 0771-82-0035 FAX 0771-82-2198
■HP : http://www.shima7.com
■JR舞鶴線「西舞鶴駅」下車 西口より北へ徒歩約30分
【営業時間】 9:30〜17:00
【定休日】 土曜日


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